少し歴史を進ませますが、母が病になり、そう長く生きられないのではないかというときに、私は積年の思いを父にぶつけたことがあります。「お母さんを殺したのはあんただ」とまで言ってしまいしました。その時、私は父の逆鱗(げきりん)に触れると恐怖に駆られましたが、父は母が「まもる、もうやめて」と言った後、哀しい顔をして、「まもるは、ずっとそう思っていたのか」と妙に冷静に聞き直してきたことを覚えています。この…
高齢者福祉の記事一覧
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エッセイ『認知症も悪くない』【第10回】西口 守
父に「お母さんを殺したのはあんただ」と言ってしまった。「まもるは、ずっとそう思っていたのか」と悲しい顔をされ…
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エッセイ『認知症も悪くない』【第9回】西口 守
ある日突然妻の母が同居宣言! 頭が「???」でいっぱいになり記憶がとんで…
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エッセイ『認知症も悪くない』【第8回】西口 守
安心できる場所には、安心できるにおいがある!? 「匂いがする」と答えた母
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エッセイ『認知症も悪くない』【第7回】西口 守
母が散歩から帰宅できるのはなぜ? 「認知症高齢者=徘徊=行方不明」は本当なのか
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エッセイ『認知症も悪くない』【第6回】西口 守
在宅介護がスタート。ヘルパー拒否、デイサービス脱走と母、本領発揮する
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エッセイ『認知症も悪くない』【第5回】西口 守
どうする?女性配偶者の親との同居。一人っ子や女性だけ姉妹家族の老親介護問題
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エッセイ『認知症も悪くない』【第4回】西口 守
「認知症であってほしくない」という気持ちが、認知症の認識を遅らせてしまい…。
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エッセイ『認知症も悪くない』【第3回】西口 守
認知症の進行と社会的孤立が悪循環を生み出すこととなる
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エッセイ『認知症も悪くない』【第2回】西口 守
高齢になり出来ることが減っていく両親…。ギャップを減らす「子が親を育てる」という考え。
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エッセイ『認知症も悪くない』【新連載】西口 守
「認知症で終わる人生か、新たに始まる人生か」認知症になった母の人生を見通す