真夜中だった。突然、屋根の上を「シュルシュルシュル」という大きな音がして静寂が破られた。少し間を置いて「ドド~ン」という大きな爆発音が聞こえた。家が地震のように揺れた。警戒警報も空襲警報も鳴らなかった。私は、びっくりして目が覚めた。恐ろしいことが起こりそうな予感がした。恐くて頭から布団をかぶった。祖父が懐中電灯を点けた。「みんな起きろ。空襲だ! 防空ずきんをかぶれ! 縁の下の防空壕へ入ろう! 電…
戦争の記事一覧
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第16回】棚橋 正夫
今から思えば爆弾や焼夷弾が落ちれば何の役にも立たない防空壕だったろう
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第15回】棚橋 正夫
一変して死ぬか生きるかの恐ろしい出来事に遭遇した
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第14回】棚橋 正夫
祖父の教えによっていじめによる苦しさから解放された
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第13回】棚橋 正夫
明日からランドセルをやめてみんなと一緒の肩掛けカバンで学校に行きなさい
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第12回】棚橋 正夫
悔しくて情けなくて一人でシクシク泣きながら自宅に戻った。
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第11回】棚橋 正夫
「ちくしょう。あいつらに負けてたまるか」と歯を食いしばり一人で学校の門をくぐった
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第10回】棚橋 正夫
その頃の母は、私にとても優しく話もよくしてくれて大好きなお母さんだった
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第9回】棚橋 正夫
京都空爆も時間の問題と思うので早く静岡へ引っ越したい
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第8回】棚橋 正夫
ジュージュー噴いたら火を止めて、赤子泣いても蓋とるな
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第7回】棚橋 正夫
妹の面倒をよく見たご褒美に、欲しかった憧れの自転車を買ってもらった。
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第6回】棚橋 正夫
この子のお守りだけでもしてくれたら、おばあちゃんはとても助かるわ
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第5回】棚橋 正夫
目上の人に会えば、「おはようございます」とお前から挨拶をしなさい
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第4回】棚橋 正夫
男子小学生は、全て兵隊と同じように丸刈りにされていた
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第3回】棚橋 正夫
人間関係の基本である「はい」「すみません」「ありがとう」の三つの言葉
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【第2回】棚橋 正夫
物知りで情報通で、性格は頑固で意志強く正義感に溢れた行動派
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エッセイ『戦争を知らない君へ』【新連載】
戦争は、国民を極度に苦しめ、全てを破壊し悲惨な結果しか残らない。
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俳句・短歌『短歌集 命の極み』【第2回】田中 祐子
短歌集「命の極み」より三首
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俳句・短歌『短歌集 命の極み』【新連載】田中 祐子
短歌集「命の極み」より三首