【前回の記事を読む】「もはやこれまで。殿…今わたくしも参ります」――大坂夏の陣、轟音が響く大坂城内。我が子をかかえて震えていると、夫の凶報が…彼らの父・長宗我部元親は、戦に明け暮れた若き日から一転、豊臣秀吉の治世下では、安堵された所領の土佐を平らかな地にしようと、領国経営にまい進したが、慶長四年(一五九九)、秀吉のあとを追うようにこの世を去っていった。早くもその翌年、元親の見立てどおり、戦の世が…
小説
ジャンル「小説」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
『縁 或る武家のものがたり』【第9回】伊藤 真康
「我が殿に一度刃を向けようとも、いずれ必ずや皆残らず味方とする」老将はそう言って落ち延びた敵方の妻子を迎え入れた
-
『眠れる森の復讐鬼』【第37回】春山 大樹
それからもう1人…全身麻痺と聞いていますから、鼻と口に濡れタオルを押し当てて息を止めるのは容易いでしょう。
-
『千恵と僕の約束[人気連載ピックアップ]』【第2回】成田 たろう
「三十歳の誕生日に医者から死を宣告されたことがあるんだ…」結婚前に妻からの告白。気にしていないと即答したが…
-
『13.Feb チョコレーション』【第10回】齊藤 俊彦
目の前に出された4つのスープ。――そのうち2つは紛れもなく最高のスープだった
-
『喰道楽』【新連載】大藤 崇
大きな金庫にあったのは、宝じゃなくて先祖の日記。中には幕末から昭和にかけての"食"について書かれており…
-
『虹色の魂』【第18回】青居 蒼空
「残飯なんか食べて、大丈夫だったの?」「当時は、残飯でも食べられたら幸せだったわ。」――上野駅の地下で暮らしていた戦災孤児…
-
『東京フェイクLove♡』【第9回】川田 レイ
添い寝とハグで充分だったのに…イケメンセラピストは突然身体に覆い被さり、そのまま…
-
『本音と建前の王国』【新連載】西田 嘉之
本音と建前に分かれた世界。それでも少年はまったくくよくよせず、希望をもって前に進んでいく【児童書】
-
『惰走は駛走に変わる』【新連載】大森 是政
横浜貿易を一時止めた根岸競馬場の熱狂――慶応年間の創設から明治時代の皇族・政財界人を魅了した馬かけ文化とは
-
『Return Journey』【新連載】福井 研一
最初の異変に気が付いた夜は、カレーを作っていた。芋を乱切りしていると、突然右手の親指と人差し指の間に熱い感覚を覚え…
-
『千恵と僕の約束[人気連載ピックアップ]』【新連載】成田 たろう
妻が大好きなはずのお酒に手を付けない。「飲まないの?」「少し違和感があるの」左胸の下に"しこり"のようなものがあり…
-
『13.Feb チョコレーション』【第9回】齊藤 俊彦
なぜか妻に対する罪悪感は感じない、それよりもこの後どうなるのかという不安が、恐怖に近い感情に変化して押し上げてくる
-
『冬隣』【新連載】順菜
旅先の朝食会場で男性が話しかけてきた。―彼はたった今、会場で彼女とケンカして一人取り残されたばかりだ。なのに私に微笑みかけ…
-
『虹色の魂』【第17回】青居 蒼空
祖母が猫を拾ってきた。「昔の自分を思いだして、放っておけなかったのよ」そしてゆっくりと語りだす。
-
『訳アリな私でも、愛してくれますか』【新連載】十束 千鶴
「彼女と昨日ヤろうとしたんだよ。病気で片方の、左胸? がないらしくて。きっつ……」漏れ出てくる嗚咽をこらえるしかなかった
-
『東京フェイクLove♡』【第8回】川田 レイ
新卒の男の子を出張マッサージに呼び出し。紙ブラとショーツ姿で布団にくるまり待っていると…
-
『これからの「優秀」って、なんだろう?』【新連載】中村 隆紀
AIが急速かつディープに学びを進める今、人間は何を学ぶべき? ――AIと協働する時代、これからのビジネスパーソンに向けて…
-
『詐術人間~看護学生あずみの事件簿 3~』【新連載】叶浦 みのり
学園祭前、M医科大学フットサル部員たちは出し物について議論していた。「学園祭といったら、絶対食べ物でしょう!」
-
『鼠たちのカクメイ』【第28回】横山 由貴男
「かあさま。おなかすきまちたあ」――まだ3歳のひとり息子が、隣の牢で泣きじゃくっている。犬ころのように首に縄を掛けられ…
-
『ディワータの島』【新連載】しのぶひろ
バタンガスの港、船着き場の薄暗い待合室――蒸し暑さと独特な匂いに包まれる中、医師・木田はある目的で"異郷の島"へ…