八月七日 午後一時十五分頃 ハルビン ハルビン街路上「大丈夫!! 松浦洋行は、開いているでしょ? あそこのドームにのぼりたいの! ねえ、アキオ!」そう言って、ナツは振り返ってアキオを見た。アキオは、ぜいぜい言いながら、しゃがみ込んでいた。「ったくぅ、だらしないわねぇ。ところで、お姉ちゃん、準備は終わったの?」「見ての通り、まだよ。だって、今まで仕事していたもの」ナツは診療所の中をキョロキョロ見回…
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