【前回の記事を読む】3邪神を相手に奮闘する童氏たち。敵はあまりにも強大で、邪神の吐いた唾液が足を捉えた。もう逃げられない......「十五童子よ。弁財天を守るための活躍、しかと見届けたぞ。もう安心しろ」帝釈天は蜚流布に唾をかけられた三人の童子に近づき、深緑色の唾に向けて右手に持った金剛杵(こんごうしょ)をかざした。金剛杵からは黄金色の光が発せられ、みるみるうちに唾が溶けていった。「動ける、動ける…
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第50回】野村 よし
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小説『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』【新連載】倉田 裕美
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