【前回記事を読む】「それでは国を守れませんよ」「泣き言を言った者から滅びていくのです」母の教え、フェラーラ戦争を生きた少女イザベラの決意「じゃあ、あのニッコロ・デステ殿の夜襲があった時は、妹さんはもうナポリにいたの?」「いいえ、あれはベアトリーチェがナポリへ行く前の年の出来事だったんです」それは1476年の或る夜のことであった。エルコレ一世の甥ニッコロ・デステが武装した兵士の群れを率いて不意に宮…
新着記事一覧
-
小説『プリマドンナ・デル・モンド』【第6回】稲邊 富実代
祭のざわめきの中、寄り道を楽しむ叔母に合わせながら野外劇場を目指すイザベラ
-
小説『永遠と刹那の交差点に、君はいた。[注目連載ピックアップ]』【第6回】津田 卓也
喧嘩において無敗を誇った男を倒したのは、狂気じみた関西弁の怪物だった
-
小説『サトゥルヌス[注目連載ピックアップ]』【第2回】花田 由美子
「パパはどこにいるの?」と聞くと、「けえむしょ」あるいは「おそらにあるくものうえ」小指のない世話係は、父親ではないようだ。
-
エッセイ『元気発進』【第6回】永吉 大洋
水俣出身ということは隠さなければならなかった。結婚は破談になり、修学旅行でいじめられ、差別までされる。
-
エッセイ『僕は不真面目難病患者[注目連載ピックアップ]』【第5回】畑中 彰吾
「あんた、首の後ろに…」ウキウキしながら参加した修学旅行。意識せずに浴びた紫外線は、病気の再発に関わるもので…
-
小説『ぼくとマンゴとエルマーノ』【第6回】マイク 峯
「あいたっ」黒くて細い針のようなトゲがやわらかい足の裏にうまっていた。血も出て痛いけれど、野球を途中でやめるわけには…
-
小説『赤い靴』【第17回】高津 典昭
「早く必要な物、これに入れて出なさい!」…娘との事後を平然と話す夫。このまま一緒に家にいれば、必ずまた手を出される。
-
エッセイ『明日も生きるあなたへ』【第11回】naomi
息子が2歳過ぎの時、ASD、ADHDの診断を受けた。しかし、「躾がなってない!」「育て方が悪いだけじゃないの?」
-
エッセイ『これでいいのかサラリーマン[注目連載ピックアップ]』【第16回】森 竜太郎
希望と違う配属に絶望しパワハラに苦しんだ若手銀行員。それでも銀行を辞めなかった理由は…
-
小説『紅の脈絡』【最終回】水無月 慧子
「その銀色の…そんなものまで持ち歩いてるの?」弟に電球交換を頼んだ。椅子に乗った拍子に制服から見えたのは、拳銃だった。
-
小説『弔いの回想録』【第11回】松田 浩一
「アア、死んだ」部活でランニング中、陸上部が投げた円盤が後頭部に当たり意識が朦朧の中、救急車で病院に運ばれ…
-
小説『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』【第35回】武 きき
「会いたかった!愛しているよ」——出張先にサプライズで来てくれた妻。僕は嬉しくて抱きしめて、キスをして…
-
エッセイ『神縁』【第11回】塩谷 灯子
胡散臭い姉と住職に惹かれ……夫と子供達の猛反対を振り切り大阪へ飛んだ私
-
俳句・短歌『神さまの隣』【第11回】桜井 莉麻
「いっそあなたと出会わなければよかった 過ごした時間の幸せが苦しみに上書きされて…」詩の奥に隠された物語を汲みとろう
-
小説『永遠と刹那の交差点に、君はいた。[注目連載ピックアップ]』【第5回】津田 卓也
「もうよせ。死ぬぞ」男は静かだった。闘気が感じられない。その人工的な顔は仮面のようだった
-
小説『サトゥルヌス[注目連載ピックアップ]』【新連載】花田 由美子
「ぼっちゃん」に「姐さん」。隣の部屋へ誰かが越してきた。ドスのきいた声で荷物を運ぶ集団は、明らかに引っ越し業者ではなく…
-
評論『Allez, Japon! 日本フェンシングチーム躍進!陰の立役者たち』【第16回】公益社団法人 日本フェンシング協会
太田はメダルを獲った“けど”…東京五輪で金メダルを獲るため、奔走する日本フェンシング協会。だが、予期せぬ事態が起こる。
-
エッセイ『僕は不真面目難病患者[注目連載ピックアップ]』【第4回】畑中 彰吾
「なんてでかい針だ!ストローだ、あれは!」ブスリと背中の真ん中あたりを刺され、ブチっという音と共に…
-
小説『彼のために人を焼く』【最終回】暮山 からす
刑事は尋問に飽きたのか、生徒の目の前で机の下からグミの袋を取り出して、一粒食べた
-
小説『ハロー、わたし!』【最終回】澤 幸希
息子は8歳の時に亡くなった。別れた夫が動物園に行くと言って連れ出した日だった。死因は…