【前回記事を読む】大阪からご夫婦で転地したTさんのお別れ会に参列。喪主であるご主人の愛情溢れる語り口に深く心を打たれ…

元気発進Ⅰ  00/11/20−01/03/27 

送信メール:元気発進 62号
送信者:永吉 大洋
宛先:《中川町役場》
送信済:01/02/19 午後7:57

今日、税の滞納の時効問題、防水工事の発注漏れに関する処分を行いました。

まことに残念なことですが、事柄の重さ、大きさを真摯に受けとめて、反省をしていかなければならないと思います。

この機会に、全ての職員が自分たちの置かれている立場を今一度見つめ直し、町民の皆様から託されているものとは何か、その責任に思いを巡らしていただきたいと思います。

この不始末をよい教訓として、次の飛躍のためのバネとして、将来の中川町の発展に向けて明るい展望が開かれますように、関係職員は勿論のこと、全ての職員の奮起を期待しております。

議会においても、この問題について厳しいご指摘を受けました。

いつもは反論することも多い私ですが、今日ばかりは議員のご指摘にただ頷くのみでした。

「町長は、いつも職員の意識改革を言うが、この状況を一体何と思う」との痛切なご指摘もありました。

返す言葉もありません。自分自身の指導力のなさを、つくづく恥じるばかりです。

ただ、もしかして胸を張れるものがあるとするなら、今回も議会(町民)の前に、問題を包み隠さずに明らかにしたことです。

それも速やかに。

それ自体は、決して誇れることではありませんが、この姿勢だけは辛くても苦しくても、今後もしっかり貫いてまいりたいと思います。

それなくしては、私の存在理由さえなくなるのですから。

私も含め、全職員が今一度、原点に戻って足下をしっかり見つめ直し、努力をすることが大切だと思います。

10年後の中川町を見据えたときに、「私たちに、残された時間はあまりに少ない」とは私がいつも言う言葉ですが、本当に時間はありません。

少なくとも、こんな低次元の問題に関わっている時間は。

それにしても明日の道新や北都新聞は、どのように書くのでしょうか?見たいようでもあり、見たくないようでもあり(苦笑)。