【前回の記事を読む】【リーダーシップとは】コロナ禍でイベント会社を年商15億円まで導いた男が教える! 新時代のリーダーに必要な力を3つに分類

はじめに

このように、本書はコロナによって大きく人々の価値観を変えた現代社会において、必要な力を、そして僕が今まで生きてきたなかで培ったノウハウやヒントを、今悩んでいる人たちに知っていただくことで、少しでも信頼され、頼られるリーダー育成の一助となればと思い執筆を決意しました。

自分にどんな力があったのか、どんな力がリーダーには必要なのか、まだ現時点では出会えていないのかもしれません。しかし、本書を読み終える頃には、僕も、あなたも、立派なリーダーに少しでも近づくことができるのではないでしょうか? 最後までどうぞお付き合いくださいませ。

リーダーとなることが多かった幼少期〜現在

本来ならすぐに本題の章に入りたいところですが、先ほど「はじめに」の部分でも語ったように、僕は生まれてから大人になり今のポジションに至るまでの間、さまざまな境遇、コミュニティでリーダーを任されてきました。

そこで、はじめに自己紹介がてら、僕自身が歩んできた道について知っていただこうと思います。興味のない方は、次の章からどうぞ(笑)。

僕は1978年に東京都小金井市で生まれ、3人兄弟の次男坊として小さい頃から兄と弟の顔色を見ながらバランスを取っていたような気がします。

我が家は親父が学習院大学卒業で、母親が上智大学卒業と少々インテリな家庭でしたが、決して特別お金持ちだったわけではなく、父は転職を繰り返し、母は進研ゼミの赤ペン先生を在宅で続けながら、息子3人を大学まで卒業させてくれました。

兄と弟は勉強が得意で、いわゆる秀才タイプでした。一方どうしてか、僕は勉強があまり得意ではなく、成績も普通。そのかわりに体は兄弟で一番大きく、スポーツ、美術、音楽が得意でした。

小学校の頃は、活発で少年野球と少年サッカーのチームにダブルで所属する一方、小1からピアノを習い、加えて美術教室にも通っていました。野球はうまくはなかったのですが副キャプテンを務め、学校では何度か学級委員長を務めており、クラスのムードメーカーでした。

また、目立ちたがり屋で、体が大きく足が速かったので女の子にはわりとモテていましたし、小学校最後の文化祭では異例の出し物、コント・落語・バンドを一つのステージ枠で披露し、一躍学校中の話題をかっさらったこともありました。