【前回記事を読む】時は明応、五百年前。三河の鷲塚村で西条吉良家に仕えた片山家は、数多の戦で名を挙げた。新田義貞公の家紋も掲げたその勇姿――この片山親子は、元々は菊池の一族で肥後国(熊本)菊池の住人であった。菊池一族は、南北朝の争乱(一三三六年~一三九二年)では南朝(後醍醐天皇)側で、九州の地を中心に北朝(足利尊氏)側と激しく戦っていた。九州において争乱は長く継続され、菊池一族は勢力の拡大を目指し…
歴史・地理
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『我が陣営にあるべし』【第4回】林口 宏
菊池一族の末裔・片山忠光・忠正親子が肥後から三河へ――吉良家から松平家へと仕えた南北朝から戦国の動乱を辿る
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『紫式部日記を読む』【第4回】神明 敬子
【紫式部日記】紫式部は約半年書き続けてきた日記を自分の意思で「閉じた」
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『カイト地名と縄文遺跡 謎の関係』【第4回】井藤 一樹
全国にひっそりと残る謎の古地名「カイト」とは? 市町村名にもならなかった理由と小字に隠された日本の歴史的背景
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『プリマドンナ・デル・モンド』【第4回】稲邊 富実代
純白のレースの服に身を包んだイザベラは、目の覚める様な美しさであった
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『ぼくとマンゴとエルマーノ』【第4回】マイク 峯
「に、にいちゃん、こ、ここのアリかむとよ!」……アリにかまれた譲二ちゃんの足の小指は赤くはれていた
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『陳璧君 考』【第5回】築地 邦輔,築地 信二
「またか」と笑って東京を離れた孫文――国外追放の裏にあった清朝の圧力、そして日本政府の反応は…
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『巡礼の道・フランチジェナ街道』【第5回】廣田 司
イタリア ラ・ストルタで忘れてはならない事件―ナチス・ドイツ軍が、拘束していたレジスタンスら14名をこの地で銃殺した。
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『“魔法の国”日本 ~駐日アメリカ大使夫人が見た明治・大正の日本~』【新連載】中村 信弘
一人のアメリカ人女性は、日本を「魔法の国」という言葉で表現した。皇室の作法・習慣、そして芸術は異国の人の目にはどのように映っていたのだろうか...
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『縁 或る武家のものがたり』【第9回】伊藤 真康
「我が殿に一度刃を向けようとも、いずれ必ずや皆残らず味方とする」老将はそう言って落ち延びた敵方の妻子を迎え入れた
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『喰道楽』【新連載】大藤 崇
大きな金庫にあったのは、宝じゃなくて先祖の日記。中には幕末から昭和にかけての"食"について書かれており…
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『惰走は駛走に変わる』【新連載】大森 是政
横浜貿易を一時止めた根岸競馬場の熱狂――慶応年間の創設から明治時代の皇族・政財界人を魅了した馬かけ文化とは
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『卑弥呼と古事記と日本書紀』【新連載】吉木 正實
歴史書に存在しない女王・卑弥呼。当然、その存在は何らかの形で記されているだろうと思うが...
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『続・ながれ星 冬星』【新連載】石田 義一郎
鴉組織との死闘を経て姿を消した最強の忍び冬星──その背後に迫る異常気象と新たな戦火! 比叡山を駆ける少年忍びの運命は?
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『晋作に銭を持たすな』【新連載】原 雄治
破天荒な幼少期から始まった高杉晋作の伝説! 毛利家の落日から舞い上がる"天狗の申し子"
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『テーバイの将軍エパミノンダスとペロピダス』【新連載】竹中 愛語
「『テーバイ』 は、すぐそこだ」――故郷を占領支配から解放するべく、十二名の猟師は殺気立っていた
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『振袖の謎森』【新連載】ホシヤマ 昭一
2匹の子猫は小さく口を開け険しい表情で〈デスゲーム、スタート〉
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『桶狭間の戦いは迂回奇襲説、長篠の戦いは鉄炮三段撃』【新連載】坂田 尚哉
その歴史、本当に正しい? 信長はなぜ勝てたのか…織田信長の桶狭間の戦いを「信長公記」から徹底再考!
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『ながれ星 冬星』【第3回】石田 義一郎
「おう熊、かわいがってやれ!」 巨漢は唸り声を上げ、男の背中に尻を落とした。大きな衝撃が橋全体を包み、関節のきしむ音がした――
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『花房藩釣り役 天下太平 五月の恋の吹きながし』【新連載】石原 しゅん
「天下太平日々是れ好日、世はなべて事もなし」 天賀太平二十三歳、若き侍。その手に持つのはもちろん刀…ではなく釣り竿!?
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『明治大正人物列伝Ⅲ』【新連載】中井 けやき
知られざる偉人たちの物語を紐解く。教科書には載っていない日本近代史の影の功労者たちを紹介!