三 亀の前の厄難この頼朝の生死を分けた石橋山の戦いの様子は、『源平盛衰記』に詳しく述べられている。敗軍の頼朝は土肥実平など僅かな兵と、しとどの岩屋の臥木の洞窟(現在の湯河原町)へ隠れた。大庭景親が捜索に来てこの臥木が怪しいと言うと、景時がこれに応じて洞窟の中に入り、頼朝と顔を合わせた。頼朝は今はこれまでと自害しようとするが、景時はこれをおし止め「お助けしましょう、戦に勝ったときは公(きみ)お忘れ…
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