白い制服と亜麻色の髪が、快活に揺れながら、黒い影の向こうへ溶けていく。その背中が完全に消えたことを確認し、鞄を持ち直すと、私はベンチには座らずホームの鉄柱に背中を預ける。預けられた鞄に視線を落とす。鞄の持ち手にはアニメキャラクターを模(かたど)ったラゲッジタグが付いていて、ネーム面には細いマジック字でこう書かれていた。『島本 紗世子』島本紗世子──さよちゃん。白い肌と亜麻色の髪の持ち主。私と彼女…
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小説『未来旅行記 この手紙を君へ』【第5回】オハラ ポテト
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小説『アリになれないキリギリス』【最終回】上條 影虎
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小説『アリになれないキリギリス』【第35回】上條 影虎
ノンキャリアの叩き上げ連中を黙らせることが出来る存在
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小説『アリになれないキリギリス』【第31回】上條 影虎
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