小屋の外に出ると水車がゆっくりとまわる「ギーギー」という音が耳に入ってきた。元来た道のほうには、かすかに朝日が差し込んでいた。「来た道を戻ればいいのじゃが、そう簡単に戻れる道じゃない。道案内をつけてやろう」お婆はそう言って、山猫のほうを向いて「モーリン」と呼びかけた。すると、小屋の隅に潜んでいた山猫が耳を立てて起き上がると、のそりのそりとお婆の足元にやってきた。彼女はその「モーリン」という山猫を…
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小説『ジュピターと仲間達 Jupiter & Friends』【第5回】ジェフリー 樫田
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小説『なんでもたべるかいじゅう 』【新連載】北まくら
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