何のためにここにあるのかわからない、空き地のすみにある石のブロックに腰を下ろして、僕は、はぁと大きなため息をついた。この頃はいつもこうやってぼんやりと時間を過ごしてから家に帰ることが多かった。『なにか、こまったり、なやんだりしたときには、お父さんにはなしてください』その時不意に、僕はお父さんからもらった手紙の言葉を思い出した。『だれにもひみつにして』『いつでもまことの味方です』次から次に、忘れて…
青春の記事一覧
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小説『ぼくらの風船』【第4回】美山 よしの
「これは、弱虫の手紙だ」お父さんへの手紙。格好悪いところは見せたくない
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小説『リストラおやじ、アイドルになる』【第12回】椎名 雅史
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小説『毎度、天国飯店です』【第6回】竹村 和貢
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小説『雨の中のレインボー』【第2回】葛城 仁
それぞれの目的で集まったアルバイト仲間達。一人旅がしたい理由を聞かれ…
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小説『星空の下で』【第14回】つむぐ
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小説『リストラおやじ、アイドルになる』【第11回】椎名 雅史
事故現場からは息子の指紋しか検出されず…。そんな中怪しい動きをする先輩
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小説『毎度、天国飯店です』【第5回】竹村 和貢
先輩から「自分はなかなか呑み込みがええなあ。次から一人で入ってみるか」と言われ…
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小説『雨の中のレインボー』【新連載】葛城 仁
大学一年生の夏休み、怪しげな?高賃金バイトで真っ赤な外車の女性と…
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小説『星空の下で』【第13回】つむぐ
会って、想いを伝えたい。でもバスの中に彼の姿は感じられなかった…。
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小説『ぼくらの風船』【第2回】美山 よしの
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小説『リストラおやじ、アイドルになる』【第10回】椎名 雅史
息子が人を撥ねた!?通報者の話だけで犯人を決めつける警察にムカッ!
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小説『毎度、天国飯店です』【第4回】竹村 和貢
「やります」ここでバイトすることが初めから用意されていたように感じた
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小説『星空の下で』【第12回】つむぐ
ワクワクドキドキの初デート!二人でいるのに一人のときよりも何倍も寂しくて…。
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小説『見上げれば空はブルー』【最終回】EIKO
中学二年の時以来に来た部屋。二人はベッドと机の間の隙間に向かい合って座った
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小説『ぼくらの風船』【新連載】美山 よしの
中学にあがってから、親友との距離が離れていくような気がした…。
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小説『リストラおやじ、アイドルになる』【第9回】椎名 雅史
暴君赤星先輩降臨!パシリにされた生徒会の悪夢が蘇ってきて…。
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小説『毎度、天国飯店です』【第3回】竹村 和貢
先輩が話す、中華料理屋のアルバイト事情。話している内に思惑が見え始め…。
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小説『星空の下で』【第11回】つむぐ
私は左耳にイヤホンを付け、彼は右耳に付けた。触れ合う肌にドキドキする私
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小説『見上げれば空はブルー』【第15回】EIKO
ただの幼馴染みだと思っていたけど…。彼女の私服が俺を少しドキドキさせた