王子様は、何も話さなくなりました。雨が降っても、もう歌いません。時折、最後にアゲハチョウを見つけた黄色いコスモスの下で長いこと目をつぶっていました。そして、ある日ポツンと一言だけ傍らでじっとしていたカタツムリに言いました。「誰かがいなくなるって、こんなにさびしいことなんだね」カタツムリは何もこたえませんでした。そしていきなり踊り始めました。王子様はびっくりしてカタツムリを見ました。カタツムリは…
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小説『思い出は光る星のように…』【第7回】伊久 美子
「誰かがいなくなるって、こんなにさびしいことなんだね…」
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小説『思い出は光る星のように…』【第6回】伊久 美子
「王子様、お別れです。」命を失ってしまったアゲハチョウは…
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小説『思い出は光る星のように…』【第5回】伊久 美子
美しい羽を広げ「わたしをおぼえていますか?」といったのは?
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小説『AFLC ~幸福なる四葉の短編集~』【新連載】岩永 桂
「あんたのこと嫌いじゃないけど…」初恋相手はまさかの父親?
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小説『思い出は光る星のように…』【第4回】伊久 美子
カエルのお后様は、もう二度と卵を産むことはないでしょう…
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小説『思い出は光る星のように…』【第3回】伊久 美子
【小説】大好きなりんごを追いかけて、くまのトムは…
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小説『思い出は光る星のように…』【第2回】伊久 美子
【小説】「助けてください」突然の地震、津波…園長先生の行末
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小説『思い出は光る星のように…』【新連載】伊久 美子
その日までみんなみんなまっててね…ぼくと「どんぐりの木」
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小説『令和晩年』【最終回】西野 篤史
芸術は今や完全に金に支配され、その奴隷となっている
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小説『令和晩年』【第38回】西野 篤史
多くの人が本当に欲しいもの、それは他人からの評価である。
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小説『空虚成分』【第34回】媛 ひめる
「そうよ。闘いなんだから。あなたも必ずお勝ちなさい」
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小説『平気なふりをしている心へ』【最終回】そらの瑠璃色
「あなたのこわれものは、心だったのですね…」
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小説『令和晩年』【第37回】西野 篤史
坂本龍馬は、人格者で才能に溢れ、人を引き付ける魅力があった
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小説『空虚成分』【第33回】媛 ひめる
長い間待って…ついにやっと、この真の切り株になったの。
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小説『平気なふりをしている心へ』【第7回】そらの瑠璃色
「お代?お代なんぞはいらんよ。この子の笑顔で十分さ。」
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小説『令和晩年』【第36回】西野 篤史
共産主義の欠点は独裁政治になってしまうことである。
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小説『空虚成分』【第32回】媛 ひめる
あなたが何を探してるか訊く前に、真の切り株を見せてあげる
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小説『平気なふりをしている心へ』【第6回】そらの瑠璃色
弱虫じゃなくなったぼくは、大切な人の力になれるよう強くなる
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小説『空虚成分』【第31回】媛 ひめる
ある人物と出会い、私の渦に対する姿勢が一変した。
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小説『令和晩年』【第35回】西野 篤史
その遺言書にはSの知っていることすべてが書かれてあった。