半分食べ掛けの菓子を置いて、おそるおそる佳津彦から剣を受け取ると、ずっしりとした重みを感じた。こんな重い剣を使いこなせるのだろうか。一瞬不安がよぎった。ゆっくりと、鞘から剣を引き抜いていくと、『シャリシャリ……』と金属のこすれる音が聞こえ、諸刃が見え出したと同時に剣が青い光を放ちだしたのだ。抜くに従って明日美の表情が険しく変化し、力がみなぎっていく様子が周囲にも伝わっていく。しかも長い黒髪が逆立…
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