待ち合わせ場所である梅田駅前のビルに着いたのは約束時間の15分前だった。一階の書店で10分程雑誌の立ち読みをするが、文字が頭に入ってこない。5分前に指定したエレベーター付近に移動すると何となく彼に似た細見で小柄な男性がリュックを背負って立っていた。ちょっと似ているけれど違うはず。彼が社会人になった時はいつもスーツ姿できちんとしていた。高層エレベーター乗り場まで行くが誰もいない。もしかしてあの人な…
小説
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『終恋』【第4回】高生 椰子
「彼も私も一緒に過ごした日々を覚えていた」45年の空白を経て、胸のときめきが蘇る…
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『私が私を終える時』【第3回】眞鍋 智子
【詩】「私が私を終える時 それは必ず訪れる その瞬間がいつになるのか 誰も知らない」
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「わたくしも行ってみたいですわ!」向かうは、鳳炎昴龍の館の前にある花園
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『ライオンと鐘鳴らす魔道師』【第9回】NuMYasu
バツイチ子持ちの“彼女”の存在を両親に報告。第一声は「やめとけ」だったが…
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『団塊へのレクイエム』【第2回】三苫 健太
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【小説】裸で東京五輪の開会式に侵入…「伝説の仙人」の正体
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『スノードロップ』【第2回】降谷 さゆ
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『香俱耶という女性』【第4回】
資産十数億円でも子どもができず…悲しむ夫婦が選んだ老後とは
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『トラブルシューティング』【第4回】下岡 郁
「極めて失礼だ!」「お前、馬鹿か!」怒号飛び交う“現場”で
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『 草取物語』【第3回】氷満 圭一郎
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『くーたんの がっこうっていいな』【第2回】
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ふと思い出す…「十二歳の春休み」に母が突然言い出したこと
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『南風が吹く場所で』【第6回】愛澤 みずき
大のおばあちゃんっ子だった私がたくさんの賞状を取れたワケ
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『TEAM P 捜査一課特捜本部事件録』【第3回】泉 真一朗
死後半日は経過…女性被害者の鑑識作業中、現場に緊張が走ったワケ
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『松永久秀~天下兵乱記~』【第38回】児玉 望
「一つの時代が終わったような気がしてならなかった」主君の臨終…悲しみに沈む重臣・松永久秀の決心
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『となりの童話』【第4回】砕木麻呂
【童話】「いいかい、お母さんが帰ってくるまで、ぜったいドアをあけてはダメよ」
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『一闡提の輩』【第9回】安達 信
【小説】レイプされた娘が、父の前に全裸で立ち尽くし…「私の汚れた身体を奇麗にして」
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『卒業文集には「美しい人生を生きる」って書いたけど……ソープ嬢なう』【第2回】リョウコ&イズミ
ソープで働く女性…「そういう運命だった」という問題なのか?
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『朱の洞窟』【第17回】萬野 行子
「ここはなんだか…」少年少女が連れて行かれた“とんでもない場所”
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『あなたと虹を作るために』【第18回】福田 恭子
「もう嫌なのよ」あわや破局の男女…仲直りのきっかけとなった“男の一言”