【前回の記事を読む】朝から何を着ようか悩む栞。今夜は彼と初めてのデート――気分はまるでお伽話のシンデレラのようになっていた拒食症の栞にとって揚げ物はタブー中のタブー。苦手どころか絶対に口にしないと決めていたものだった。けれど、恋の始まりのときめきは、あっさりとそのタブーを打ち破った。串揚げを食べることに何のためらいも、太ることへの恐怖心もなかった。本当に不思議なくらいにそんなことはもうどうでもよ…
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