私は毎朝、18年前に妻と4泊5日の東北旅行した時の浅虫温泉旅館で撮った、妻の笑顔の写真を眺めている。余り写真を撮られるのを好まなかった彼女だが、この笑顔が私に生きる勇気を与えてくれる。私は今日も1人で起き、歯を磨き、朝ご飯の用意をしている。隣の部屋には利恵子が居なくなった空のベッドがある。闘病期間、約3年弱の後半4ヶ月間は殆どこのベッドに臥せっていた。最初の1年間は抗がん剤でがんを抑えているので…
自分史の記事一覧
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エッセイ『妻の笑顔』【新連載】新保 昭
「下腹部が痛む」と言う妻。大して心配はしていなかったが、病院に行くと「がんの可能性があります」と言われ…
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絵本・漫画『ティースプーン一杯の記憶力』【第11回】瑚波瑠
発達障害(ADHD/ASD)と統合失調症を患っている私。手先は器用で、数学も得意だが、いつも「ちょいミス」をしてしまう。
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エッセイ『丙午と野良猫記』【第4回】𠮷原 旺花
噛みちぎられるような痛みに耐えて、娘の口に指を突っ込んで病院へ…父は命の恩人だった。もし指を入れてなかったら…
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エッセイ『昭和の子――12歳の自分史』【第4回】服部 真
「お宅の聡くんを、やめさせてください」わんぱくな弟にはかみ付くクセがあった。先生が後ろを向いた時、先生のおしりに…
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エッセイ『ティースプーン一杯の記憶力』【第10回】瑚波瑠
授業中、こっそり変顔して優等生を笑わせてた。真面目な空気の中でこらえる笑いが楽しかった
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エッセイ『丙午と野良猫記』【第3回】𠮷原 旺花
静かな朝に突然響いた異様な音……それは大きなネズミと白い子猫の闘いの幕開けだった
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エッセイ『昭和の子――12歳の自分史』【第3回】服部 真
「こんなに体が弱くて育つかしら?」夜中に痙攣をおこす度、妹の口にハンカチを突っ込まなくてはならない。
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エッセイ『ティースプーン一杯の記憶力』【第9回】瑚波瑠
チャイム着席、提出物など、間に合わせることができない…。中学生になっても時間の管理ができず、私は母に叱られた
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エッセイ『丙午と野良猫記』【第2回】𠮷原 旺花
相変わらず我が家の天井に居座る大きなネズミ。そんなある日、屋根の上で見つけたのは白いメスの子猫だった
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エッセイ『昭和の子――12歳の自分史』【第2回】服部 真
幼い時に見た伊勢湾台風の被害。雨が止んだ次の日、父に連れられて歩くと腹がフグのようにでっかくなっている人や、片手のない人など...
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エッセイ『ティースプーン一杯の記憶力』【第8回】瑚波瑠
幼少期の記憶~大人になってから母は「皆で楽しそうに遊んでいるのを見るのが楽しかった」と言ってくれました。
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エッセイ『丙午と野良猫記』【新連載】𠮷原 旺花
この日を境に毎晩我が家に帰ってくるようになったものすごく大きなネズミ……それは我が家の平穏を脅かす存在であった
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エッセイ『昭和の子――12歳の自分史』【新連載】服部 真
僕が生まれる前、おじいちゃんは母の体より僕の名前の方を心配した
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エッセイ『ティースプーン一杯の記憶力』【第7回】瑚波瑠
“明朗活発で伸び伸びと学校生活を送っています。友達の良さも認められるようになりました”
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エッセイ『ティースプーン一杯の記憶力』【第6回】瑚波瑠
「忘れ物の女王」とクラスの皆から呼ばれていた小学校高学年時代。持ち物チェック期間中毎日のように忘れ物をしていた私
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エッセイ『四国八十八カ所』【最終回】深山 無行
四国88か所巡りも半分到達。人の優しさ、自然の豊かさ、そして菩薩や寺院の荘厳さを全身で感じ取る。
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エッセイ『ティースプーン一杯の記憶力』【第5回】瑚波瑠
エビフライ定食が食べれなくても、サンタさんからおもちゃが貰えなくても、私たちは幸せでした
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エッセイ『貧しさは人生の花』【最終回】伊藤 フサ子
阿鼻叫喚⁉生物部の文化祭での発表はウサギの解剖。誰もやりたがらない中、震える手で恐る恐るメスを入れると......
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エッセイ『四国八十八カ所』【第15回】深山 無行
自然と触れ合う俳句の数々。海、山、動物、「歩く」ことを感じる豊かな情景描写。
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エッセイ『ティースプーン一杯の記憶力』【第4回】瑚波瑠
ASDの特徴として味覚過敏がある。野菜などがほぼ食べられなかったのは、口の中でガリガリと音がすることが苦痛だったから。