【前回の記事を読む】幼少期の記憶~大人になってから母は「皆で楽しそうに遊んでいるのを見るのが楽しかった」と言ってくれました。

④妙子、中学生になる

《勉強》

中学1年の通知表には“卒業式のバックの絵作りには、才能を発揮して貢献しました”と評価される一方で“学習面では、努力しようという意欲が伝わってきます。ただ、集中力にかけることがあります。才能は十分に持っているので、落ち着いて授業に挑めば、より一層の伸びが期待できます”と書かれていました。チャイム着席、学校への届け出、提出物に関してはあまり評価されていませんでした。

中学生になっても私は相変わらず文章を読むことは苦手でした。私は国語のテストで上半分が文章だと時間内に文章を理解することが無理難題で、下半分の問題には的外れな答えばかりを書くので成績は悪かったです。

《生活の管理》

時間の管理

ADHDを持つ人は時間の組み立てや、物事の優先順位をつけて行動することが苦手といわれていますが、私も例外ではありませんでした。

私は朝の登校時に中学生になっても時間までに学校へ行く準備をすることができず、聖子、遥奈、あすかを待たせてしまっていました。この時ばかりは母は私を叱っていましたが、私はどうしても時間に間に合わせることができませんでした。