【前回の記事を読む】「おれをとって食うだと? ふざけるない。この鬼のなりそこないめ!」力尽きた赤べえは人間の漁師たちに痛めつけられてしまった…こんなふうにして、つぎの日も、そのつぎの日もすぎた。けれども、つのは、いっこうに生えてこなかった。赤べえはうろのなかで膝をかかえて、鬼ヶ島での日々を思った。―ああ、つのさえあれば、こんなみじめな暮らしはしないのに……つのが生えたら、きっとまた島にかえって、…
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小説『ネムとジド』【第11回】喜田 美樹
角がなくなった赤鬼の赤べえ。なにを思ったか、急に立ちあがり、二本の枝を削って松ヤニで頭にくっつけて…
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小説『猫の雨傘と僕のいる場所』【第11回】倉澤 兎
義姉からの手紙には、「名前は『高』と書いて、貴方と同じ『たかし』と読みます。終戦直前の『東京大空襲』で亡くなりました」
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小説『海の梵鐘』【第8回】波方 遥
今まで兄と呼んでいた人と結婚させられる…戦後の嫁入り事情。「母ちゃんから義父ちゃんに言ってよ」と訴える娘に母は…
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小説『29歳、右折の週』【第13回】言田 みさこ
何日もたたないうちに彼女は子宮ガンで死んでしまった。「こんなに明るいならきっと治るだろう」と皆安心していたのに…
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小説『29歳、右折の週』【第12回】言田 みさこ
にこにこと話しかけながら、その背中を好意的にパタパタ叩くんだけれど、それが手のひらじゃなくて、真っ白の黒板消しだった
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小説『岬 下巻』【第2回】まつはじめ
債権者の視線にも臆さず、シャッターを開けた社長の覚悟――「事業を継続します、という意思表示なのだよ」
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小説『29歳、右折の週』【第11回】言田 みさこ
女にとって〝あのこと〟はね、魅了させられる、狂喜させられるものなのよ。狂ってしまうほど、ひどく心をとらわれるものなの
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小説『29歳、右折の週』【第10回】言田 みさこ
本当に彼を愛しているのか?――百パーセント疑っている、冷ややかな響きのする問いかけに弁解しようとするが…
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小説『短編集 熟言 一巻』【第2回】白龍 虎俊
遺品の中から謎の高級時計が…! SNSに写真を載せた翌日、大手時計メーカーの代表が現れて…
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小説『夫 失格[注目連載ピックアップ]』【最終回】時亘 一肇
遂に家出を決行。夫が帰るギリギリで娘とペットを連れて何とか車に乗り込んだ。やっとの思い出宿泊先に着くと、夫から大量の着信が…
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小説『尾張物語』【第3回】浅川 洋
「僕ね、白川さんから返信が来るなんて思っていませんでした」「私だって、返事が来て会ってくれると知ってちょっと驚きました」
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小説『時、見遙かして』【第3回】中村 亮太
【舞鶴市の歴史】戦争下に東西が合併した街――海軍都市と旧城下町が共存した昭和の舞鶴とは
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小説『夫 失格[注目連載ピックアップ]』【第20回】時亘 一肇
夫が2階に上がるたびに走る緊張感。少しずつ、少しずつ、荷物を運び出し、夫から離れる準備を進める…絶対に悟られてはいけない
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小説『地上に輝く星たち』【第7回】カスミ シズカ
二人とは違って、自分には何もない。背も高くないし、運動や勉強も…。なんか、ただはしゃいでいるだけの子供っぽい存在な気がする
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小説『夫 失格[注目連載ピックアップ]』【第19回】時亘 一肇
昼夜問わず怒鳴り続ける夫の声は、ご近所中に広まっていた。遂に家を離れる決心をし、行動することに…
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小説『いつか海の見える街へ[人気連載ピックアップ]』【最終回】須賀 渚
彼女はひとりで逝ってしまった――。危篤になる前に「会いたい人はいないか」と看護師が聞いたそうだが、彼女は…
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小説『夫 失格[注目連載ピックアップ]』【第18回】時亘 一肇
終わった夫婦仲――カップ麺を持つ夫に「食事、用意しましょうか」と聞いた。すると夫は、いきなりカップを握りつぶして投げつけ…
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小説『いつか海の見える街へ[人気連載ピックアップ]』【第18回】須賀 渚
「私、ここに自分のお墓を買ったの」と話し出す彼女。「身寄りがないから…ほんとはあなたのそばにいたいけど、許されないわ」
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小説『夫 失格[注目連載ピックアップ]』【第17回】時亘 一肇
とことん被害者面したい不倫モラ夫の奇行:突然「あーっ!」と怒鳴る声。見ると、わざわざ風呂場で洗濯したようだ。理由は…
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小説『いつか海の見える街へ[人気連載ピックアップ]』【第17回】須賀 渚
「主人は田舎に帰りました」と伝えたら、彼は「あなたのことをもっと知らなくてはいけないな」と…