さて、書紀では神武帝以来孝徳帝に至るまで「國造」と「屯倉」は併存しています。にもかかわらず、「和名抄」に表われる地名でこの両者が重なっていないのです(伊甚の屯倉と伊甚の國造、淡路の屯倉と淡路の國造については、それぞれ時期がずれています)。ということは、その両者の立場が異なっていたことを物語っているのです。更に、王権により「屯倉」が建てられたということは、前にも述べましたが、それまで自立していた邑…
古事記の記事一覧
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歴史・地理『古事記の秘める数合わせの謎と古代冠位制度史』【第6回】牧尾 一彦
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歴史・地理『僕の古代史』【第9回】橋本 正浩
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歴史・地理『僕の古代史』【第8回】橋本 正浩
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歴史・地理『誰も知らない本当の『古事記』と日本のかたち』【第2回】田中 善積
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歴史・地理『僕の古代史』【第7回】橋本 正浩
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歴史・地理『古事記の秘める数合わせの謎と古代冠位制度史』【第3回】牧尾 一彦
古事記の成り立ちに関する特別な事実!? 数合わせに秘められた意図を読み解き、真実を明らかにする!
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歴史・地理『誰も知らない本当の『古事記』と日本のかたち』【新連載】田中 善積
『古事記』を正しく読み解く上で大事なこととは? 中心人物である天武天皇が置かれた状況や立場、当時の日本の歴史的、地政学的な状況を調べ心情を捉えながら紐解いていく
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平成13年度の扶桑社版『新しい歴史教科書』で「日本神話」が戦後初見開きコラムなど4頁にわたって歴史教科書に記載される。以後平成27年度中学校歴史教科書全社が日本神話に関して大・小コラムで説明
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歴史・地理『古事記の秘める数合わせの謎と古代冠位制度史』【第2回】牧尾 一彦
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【新連載】松浦 明博
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歴史・地理『僕の古代史』【第5回】橋本 正浩
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