当時は天智天皇の治世であるが、防衛のため九州に水城(みずき)を設置し、対馬など六か所に山城をつくり、対馬など三か所に防人を置いた。"敵"を瀬戸内海に引き入れて迎え撃つつもりだったのだろう。そのため都を内陸の近江大津宮に移している(六六七年)。慌てながらも真剣に対応している。新羅はその後朝鮮半島を統一しているので、唐と新羅の圧力を感じての日々であったと思われる。遣唐使も中断される。目を国内に転じる…
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