そして「高天原」の訓注は「〈天〉字が〈アメ〉でなく〈アマ〉をあらわすことを示し、その直前の〈高〉字のあらわす〈タカ〉と結合して両者で〈タカマ〉をあらわすものと受け取るわけであり、この解釈はこんにちに至るまでうけつがれている」との認識を示したうえで、「このような背景があるにも拘らず、この訓注は〈天〉字を〈アマ〉と読むよう指示しているのは、〈たかまのはら〉と短縮せず、〈アマ〉の言葉を残すことの伝承者…
古事記の記事一覧
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歴史・地理『古事記の秘める数合わせの謎と古代冠位制度史』【第2回】牧尾 一彦
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