【前回の記事を読む】「今日を無事、消化することができた」――マイルールの中でしか生きられない私。しかしその価値観はどこか周りとズレていて…米ちゃんとは、多いときで週に一度、少なくとも月に一度は会う間柄の友人で、お互いをソウルメイトと呼び合っている。かつては先輩・後輩という少々堅苦しい仲だった。私たちはローカルテレビ局で働いていて、私はアナウンサー兼記者で、彼女は生粋の記者だった。常に人目にさらさ…
コンテスト特別賞受賞作品の記事一覧
タグ「コンテスト特別賞受賞作品」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『余白』【第2回】山本 実咲
浮気相手との話を楽しそうにをする彼女だったが…「できなかったのね」スマホ画面には真っ赤に染まった"あるもの"が写っていた
-
小説『鼠たちのカクメイ』【第34回】横山 由貴男
大塩の乱から三年後、大塩の首を獲ったという者が現れた。彼が持ち込んだ甕の中には薬品に漬けられた大塩らしき男の首があった
-
小説『冬隣』【第7回】順菜
「あんたはとうに賞味期限切れだろ? ちょろかったよ、俺のような男がたまたま相手してやっただけで自惚れるなよ」
-
小説『余白』【新連載】山本 実咲
「今日を無事、消化することができた」――マイルールの中でしか生きられない私。しかしその価値観はどこか周りとズレていて…
-
小説『鼠たちのカクメイ』【第33回】横山 由貴男
歴史に名前が残るのは偉い人たちだけ。その裏には多くの無名の人々がいる。「だから、だからあの人は、オイラたちなんだ!」
-
小説『冬隣』【第6回】順菜
「いい?」と聞かれ、抵抗なく頷いた。言葉少なに手を繋いだ二人は部屋に入り、優しく…
-
小説『鼠たちのカクメイ』【第32回】横山 由貴男
市井では「大塩生存説」なるものが流布していた。その背景には大塩一党への同情と幕府への反感が根深くあった
-
小説『冬隣』【第5回】順菜
【運命の出会い?】他の女性と旅行していた彼に恋をした私――不安と希望が交差する“大人の恋”に親友が放った言葉は…
-
小説『鼠たちのカクメイ』【第31回】横山 由貴男
「死よ、俺を受け入れよ!」――自ら火薬を飲み込み散った意義の最期を見て、もう後戻りはできないとカイは覚悟を決めた
-
小説『冬隣』【第4回】順菜
安物で囲まれた我が家に帰り、家事をしていたら夢から覚めたような気もした。しかし夢ではない証に、携帯を手放せなかった
-
小説『鼠たちのカクメイ』【第30回】横山 由貴男
大塩平八郎は切腹した。「わしらは捨て石や。お主ら若者は……しかと、見届けよ」
-
小説『冬隣』【第3回】順菜
あくまで友達感覚なんだ、あまりのぼせてはいけない――でも、今日一日だけ楽しもう。あと数時間だけ、彼の連れは私だ
-
小説『鼠たちのカクメイ』【第29回】横山 由貴男
切腹の場に集う運命の者たち――天保八年、大塩平八郎と田沼意義、そして格之助の悲劇と絆の終焉に向かう一日
-
小説『冬隣』【第2回】順菜
彼はやはり隣の部屋だった。つい昨夜、あの愛し合う声がした部屋…なぜ私はそんな男からの誘いを断らなかったのだろう
-
小説『冬隣』【新連載】順菜
旅先の朝食会場で男性が話しかけてきた。―彼はたった今、会場で彼女とケンカして一人取り残されたばかりだ。なのに私に微笑みかけ…
-
小説『鼠たちのカクメイ』【第28回】横山 由貴男
「かあさま。おなかすきまちたあ」――まだ3歳のひとり息子が、隣の牢で泣きじゃくっている。犬ころのように首に縄を掛けられ…
-
小説『鼠たちのカクメイ』【第27回】横山 由貴男
田沼意次の孫には、咎人の刺青が彫られていた。その理由は―「正義だと思って俺も賄賂を贈った。すると父上が腹を切ろうと…」
-
小説『鼠たちのカクメイ』【第26回】横山 由貴男
カチリ、と背後で音がした。慎重に振り返ると、暗闇の中で拳銃を構える人影が立っていて……「引き金を戻せ。カイ」「おっさん、か?」
-
小説『鼠たちのカクメイ』【第25回】横山 由貴男
【大塩平八郎の乱】叛乱の残党数名が乗った小舟。その中には坊主に変装した平八郎もいて…「全員、腹を切って果てよう」
-
小説『鼠たちのカクメイ』【第24回】横山 由貴男
「抵抗すれば殲滅あるのみ」――バリバリッと音がして、塾生や農民たちの悲鳴が…やりよった。この時代に官僚が民衆を傷つけるなど…