【前回の記事を読む】雪山での遭難事故以来、何度も同じような「悪夢」を見る。ただ、夢から覚めても——指は無くなったままだった。水だけでじゃぶじゃぶと顔を洗い、水滴を滴らせながら歯を磨く。石鹸を頬と口の周りに擦りつけ、目地もヒビもカビが埋め尽くしたタイルと白いウロコだらけの鏡に向かって髭を剃る。剃り終わるとまた顔を洗って石鹸を落とし、ついでに寝ぐせの頭皮まで水をかける。風呂場から出ると鳥肌はいよいよ…
遭難の記事一覧
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小説『小窓の王[注目連載ピックアップ]』【第2回】原 岳
登山の事故で彼は死んだ——「処分してもらって構わない」。彼の妻は遺品を受け取らなかった。葬儀の際、その表情には……。
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小説『小窓の王[注目連載ピックアップ]』【新連載】原 岳
雪山での遭難事故以来、何度も同じような「悪夢」を見る。ただ、夢から覚めても——指は無くなったままだった。
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『GLO編集部おすすめ』原 岳,GLO編集部
【緊急企画 第二弾!GLO独占インタビュー】三足の草鞋を履く小説家原岳さんが語る〜小説を通して伝えたいメッセージとは〜【後編】
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『GLO編集部おすすめ』原 岳,GLO編集部
【緊急企画 第二弾!GLO独占インタビュー】三足の草鞋を履く小説家原岳さんが語る〜小説を通して伝えたいメッセージとは〜【前編】
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小説『小窓の王』【最終回】原 岳
状況急変。救助用ロープが落石で切れた。「もう、登り返せないですよね? どうするんだよ? どうなっちゃうんだよ…」
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小説『小窓の王』【第21回】原 岳
今日ヘリを飛ばすのは不可能。救助のチャンスは明日の夜明けから昼前まで。それを逃すと、次のチャンスは4、5日後…
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小説『小窓の王』【第20回】原 岳
滑落者を発見。「もう一人はダメだ。もうそろそろ死ぬ。置いていくしかない…お前一人引き上げるので精一杯だ。」
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小説『小窓の王』【第19回】原 岳
「△非常通報:剱岳で滑落事故発生。少なくとも一人は生存している模様。これから二名で可能な限り救助活動を行う。」
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小説『小窓の王』【第18回】原 岳
一瞬の烈風、雪面を掻きむしる音と悲鳴。雪煙とともに池ノ谷めがけて滑り落ちていく男二人。「鬼島さん!やつら落ちましたよ!」
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小説『小窓の王』【第17回】原 岳
ルート取りをミスっている若者たち。「ほっておけ。せいぜい冬剱の厳しさを思い知ればいい」と彼は言うが…
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小説『小窓の王』【第16回】原 岳
寒気の予報が早まった。「今日中に三ノ窓まで行ければ何とかなる…雪に埋まらないよう雪掻きしまくれば死ぬことはない」
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小説『小窓の王』【第15回】原 岳
「あんたら舐めすぎだぞ。ここは剱岳だ。八ヶ岳や南アルプスとは雪の量が違う。わかってんのか?」準備が悪すぎる若者に…
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小説『小窓の王』【第14回】原 岳
「は?」――絶壁を直前に、先行パーティーの若い方が引き返してきた。「あの…」と声をかけて来て…
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小説『小窓の王』【第13回】原 岳
【厳冬期 剣岳・小窓尾根】「マイナス40度は結構やばい」入山二日目の早朝、気象予報をラジオで聞くと…
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小説『小窓の王』【第12回】原 岳
【厳冬期 剣岳・小窓尾根】「生きた心地がしませんでしたよ。」―いつ崩れるか分からないルンゼの雪壁で…
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小説『小窓の王』【第11回】原 岳
【小窓尾根】入山初日。一気に1,400m付近まで上がることになり、雪壁を登っていると…突然身体が傾き「うわ、はまった!」
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小説『小窓の王』【第10回】原 岳
彼には抜群の登攀能力があった。憧れとも嫉妬とも尊敬ともつかない複雑な感情…それが、彼から離れない要因となっていた
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小説『小窓の王』【第9回】原 岳
意を決して「休憩しませんか?」と前を行く彼に声をかけた。だが彼は、振り向きもせず、足を緩めることもなく、先に進んで…
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小説『小窓の王』【第8回】原 岳
【厳冬期 剣岳・小窓尾根】腿まで埋まる深さの雪…体調の悪さを感じたが、微かなトレースの上に足を踏み出す
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小説『小窓の王』【第7回】原 岳
「こんな発信機で、レスキューしてもらえるんですかね」「いや、これは遺体捜しに使うんだよ」――厳冬の剣岳に、いよいよ…