そして三つ目は、立ち位置を正しくとることである。「天皇による国家支配の正統性を根拠づけるという権力者の意志のもとにまとめ上げられた」(長谷川宏『日本精神史 上』講談社、二〇一五年)という立ち位置から『古事記』を見ようとしても、肝心なことは何も見えないということである。なぜなのか。先入観という「色眼鏡」によって、すべてのものが歪んで見えてしまうからだ。哲学者ベーコン(一五六一~一六二六)が説いたイ…
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歴史・地理『誰も知らない本当の『古事記』と日本のかたち』【第2回】田中 善積
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歴史・地理『忘るべからざることども』【第15回】稲田 寿太郎
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第16回】坂田 憲治
外交のプロの神業? ペテン師達の無責任な交渉の責任を負うのはたった一人…
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歴史・地理『誰も知らない本当の『古事記』と日本のかたち』【新連載】田中 善積
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歴史・地理『忘るべからざることども』【第14回】稲田 寿太郎
全長百二十メートルで九本マストを備えた鄭和艦隊は周辺諸国に明の武威を知らしめた
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第15回】坂田 憲治
日本の役所が法案や改正案で好んで使用する「…等」と同じ「subject to」「of course」
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歴史・地理『忘るべからざることども』【第13回】稲田 寿太郎
元の人種差別政策はなぜ行われた?恐れたのは農耕民と交わることによる…
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第14回】坂田 憲治
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歴史・地理『忘るべからざることども』【第12回】稲田 寿太郎
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第13回】坂田 憲治
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歴史・地理『忘るべからざることども』【第11回】稲田 寿太郎
朝貢制度にするも中国貨幣は基軸通貨にならず。足りなかったのはマクロ経済の考え方!?
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第12回】坂田 憲治
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歴史・地理『忘るべからざることども』【第10回】稲田 寿太郎
通貨を支配するものが世界を制す。宗銭が基軸通貨にならなかった理由
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第11回】坂田 憲治
日本人特有の思い込み〝話せば分かる〞。現実は〝話しても分からない〞
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歴史・地理『忘るべからざることども』【第9回】稲田 寿太郎
外交は譲れば譲るほど、ますます譲らされるものであることがわかる
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第10回】坂田 憲治
「駐米大使の補佐官兼シークレットサービス兼通訳」となって帰国した柴犬
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歴史・地理『忘るべからざることども』【第8回】稲田 寿太郎
歴史から見る女性が行った治世。現在の日本にとって欲しい人材と言えるのは…。
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第9回】坂田 憲治
柴犬「日独が三国同盟でスクラムを組むと米国との交渉に大きな障害があるのでは?」
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歴史・地理『忘るべからざることども』【第7回】稲田 寿太郎
「日没する所の天子に...」聖徳太子の無礼な書をなぜ皇帝は無視しなかったのか?
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第8回】坂田 憲治
愛犬ケン坊、ご主人に質問「この難しい時期になぜ駐米大使を最終的に引き受けたんですか?」