【前回の記事を読む】遺体は「山の一部と化していて、取り出すのは困難」…エベレストには150人もの登山家の遺体が氷の中に埋まっている。
なぜ登るのか?そこに山があるからだ
岳人の系譜
今やエベレストは時間の余裕とある程度の体力と資金さえ調達できれば、シェルパを雇い登山隊を編成して、誰でも登ることが可能な時代になった。そのため、時期によっては山頂直下に長い行列ができ、順番に登頂を待つなどの事態になっているという。
すでに、登頂者は 2018年までに9171人で8000メートル峰14座中では登頂者数は飛び抜けて多い。
エベレストは登頂失敗による死亡者を登頂者数で割った生存率は96.8%であり、266 人が登頂したアンナプルナの場合は73%であることから 8000メートル以上のデスゾーンであるにもかかわらず登頂成功者が多いのは高地に適応したシェルパ族の卓越した能力の貢献が大きいのではないだろうか。
次々と成し遂げられていた14座厳冬期初登頂で最後まで残された最難関であったK 2初登頂を彼らだけ10人で成し遂げたのである。