松葉の机の上の携帯が鳴った。「はい、松葉です」「社長さん、すみません、遅くなりました、中村です。手形は割らせてもらいます。ただ、お願いがあります。明日お出で頂けませんか。早い方がよいですが」「分かりました。明日9時に伺います」と言って松葉は携帯を置いた。そして、竹之下に向って言った。「竹之下、割引は実行するとのことだ。明日の朝、出てこいだと。お願いがあるそうだ。やはり条件を突きつけるつもりだろう…
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小説『岬 上巻』【第15回】まつはじめ
メイン銀行の顔ともいえる駐車場係。「たいへんですね」と声を掛けられ、いつも通り挨拶を返すも内心は複雑で…
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小説『千恵と僕の約束』【第14回】成田 たろう
四月上旬、家族三人で迎えた娘の入学式。娘がこの学校を卒業するのは六年後。妻が卒業式にも出席できますようにと祈った
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小説『赤い大河』【第7回】塚本 正巳
「五円玉二枚と十円玉、交換してくれませんか」券売機の前に、殺気立った様子の変な女がいた。俺に気が付くと振り向いて…
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小説『岬 上巻』【第14回】まつはじめ
「中小企業の会社と社長は常に一心同体、社長のやったことは会社のやったこと」ゴルフ場を手掛けたときに言われた厳しい言葉
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小説『ヒスイ継承』【第3回】守門 和夫
消えた少女と老人を思い出していると、公園でまた一人、目の前で石に触れた人が消えた...
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小説『千恵と僕の約束』【第13回】成田 たろう
手術二日後に大地震発生。娘と連絡が取れない!病院から約四時間かけて徒歩で娘の通う学校へと向かう
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小説『標本室の男』【第16回】均埜 権兵衛
舞台は大都会東京へ。あらゆる物があるということは、何もないのと同じだった。
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小説『岬 上巻』【第13回】まつはじめ
「生殺与奪」の権利を行使しようとする銀行!遂に企業の血液と言えるお金を抜こうと動き始める
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小説『あわら温泉物語』【第3回】笹岡 一彦
新たな計画「ゆけむり創生塾」老舗・茜屋はあわら温泉活性化のため、全面協力!
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小説『近づく果実 』【第17回】鈴木 寂静
何くそ、勝負の世界なんてたかが迫力の違いだ!責任の重さに打ち倒されそうになりながらも、負けず嫌いの根性が…
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小説『千恵と僕の約束』【第12回】成田 たろう
3月上旬、がんの手術のため妻が入院。腫瘍が3カ月で約3倍の大きさに。全部取り切り、何も問題はないと思っていた、その時は。
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小説『オヤジのチャーハン』【第4回】道葉 いち
改良を加えた新「生姜焼き」、その名も「ポークジンジャー」。意外なトッピングに常連さんにも大好評!
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小説『岬 上巻』【第12回】まつはじめ
「いや、我々も困っています…」アポなしで支店長を訪問。困り顔とは裏腹に既に方針は固まっているようで…
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小説『おーい、村長さん』【第11回】浅野 トシユキ
議長の秘書は不敵な笑みを浮かべていた。議長の選挙違反とも取られかねない行為や多額の使途不明金を知ってしまった私は…
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小説『メグ動物病院』【第7回】後藤 あや
なんで、教えてもいない私たちの名前を知っているのだろう? メグ先生が人気の獣医である秘訣
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小説『千恵と僕の約束』【第11回】成田 たろう
「飲むのも、仕事のうち」その生活が一変!妻ががんになり、ほんの少しの時間でも今は妻と一緒にいたい…
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小説『人生の切り売り』【第7回】亀山 真一
「ごめん」と、こちらが拍子抜けするほど素直に首を垂れ、謝ってきたイケメンの彼
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小説『岬 上巻』【第11回】まつはじめ
「運転資金は出せそうにない」はっきりしないまま、突然の手形割引拒否!
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小説『ラガーマン ジャッカル翔』【第17回】上山 照
王子は「大変残念です」と応えて残念そうな顔をした。横に居た王女はがっかりして泣きそうな顔を隠す事無く目を伏せ…
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小説『千恵と僕の約束』【第10回】成田 たろう
娘が中学受験に合格!妻のがん切除手術は一カ月後。四月の入学式に出席できるだろうか…