ふと彼女がいたホームへ視線を移した時だった。快速に乗ったはずの彼女が、達也の向かい側に立っていたのだ。彼女と目が合うが、一瞬のできごとに戸惑う達也は、とっさに視線をそらしそうになる。ドクン。胸の鼓動が耳をつんざく。再び彼女に視線を向けると、ほんのりと赤い光が彼女の身を包み、揺らめいている。前にも見た同じ光景。彼女は無表情に達也を見つめている。達也の体は動かない。見えるのは彼女の姿だけ。まるでこの…
ミステリーの記事一覧
タグ「ミステリー」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『アザユキ』【第13回】式田 亮
彼女は右手をゆっくりと差し伸べてきた
-
小説『アザユキ』【第12回】式田 亮
偏差値を三十以上も上げていかないといけない
-
小説『アザユキ』【第11回】式田 亮
県内でもトップクラスの進学校だよ
-
小説『アザユキ』【第10回】式田 亮
まだ受験校どこにするか悩んでる感じ?
-
小説『アザユキ』【第9回】式田 亮
運命のね、赤い糸って言うんだって
-
小説『アザユキ』【第8回】式田 亮
彼女の体がほんのりと赤く光って見えた
-
小説『アザユキ』【第7回】式田 亮
将来の夢はあるか?
-
小説『アザユキ』【第6回】式田 亮
みんな優等生なんだろうな……
-
小説『アザユキ』【第5回】式田 亮
教えてほしいのはこっちなんだよ!
-
小説『アザユキ』【第4回】式田 亮
すみませんで済むなら警察はいらないんだよね。
-
小説『アザユキ』【第3回】式田 亮
「三百円しかない」
-
小説『アザユキ』【第2回】式田 亮
今を存分に楽しめばいいじゃないか
-
小説『アザユキ』【新連載】式田 亮
劣等感とやり場のない怒り