少女と動揺とポニーテール 3中学二年のとき、わたしは生まれて初めてクラスの副委員長というものになった。要は、受け手のいない役目が、頼まれごとに弱そうなおとなしい人間にまわってきた、というだけなのだが、だれかの補佐とか雑用処理とか、そういう仕事にさしたる抵抗のなかったわたしは、まあ、いいや、くらいの軽い気持ちでそれを引き受けてしまった。ところが、それがまちがいのもとだった。クラス委員長を引き受け…
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