【前回の記事を読む】深夜、まどろみの中、目を覚まして聞こえてきたのは怪獣のようなうなり声。その声の持ち主とは……?一九五七年三月八日。峯慎一、呼び名は「慎ちゃん」。もうあとひと月で十歳。ドミニカ共和国の最初の朝はこうやってスタートしました。そして、この日からおよそ五年間、両親、弟、妹、それに父さんの弟をふくめた六人家族は、このダハボン地区のラ・ビヒア(スペイン語で「見張り台」という意味)で、ほか…
小説
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『ぼくとマンゴとエルマーノ』【第3回】マイク 峯
ドミニカ一日目の朝。食卓にあったのは日本では貴重なバナナ! 慎ちゃんは弟たちと一緒に「うああ、バナナっておいしいねえ」
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『拝啓、母さん父さん[注目連載ピックアップ]』【第26回】三上 ミカン
毎晩缶ビールとコンビニ飯で反省会をした。自分に足りないものは何か。体力も気力もなく、飲み会にも参加しないので浮いていた。
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『揺れ動く女の「打算の行方」[人気連載ピックアップ]』【第14回】松村 勝正
「お姉さんの彼がどんな人か、ひょっとしたら事務所でニアミスになるかなと…」彼と私はもう終わったのに、妹が見に来てしまい…
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『赤い靴』【第14回】高津 典昭
娘ではなく"女"として――畑から帰ってくるとそこにはべろべろに酔っぱらっている父親がいた…
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『紅の脈絡』【第8回】水無月 慧子
月夜の道を歩く竜興兄妹と虎太郎夫婦。変わらぬやわらかな笑顔――「発破だ!」 虎太郎が叫んだ。爆発音は二回、三回と続いた
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『弔いの回想録』【第8回】松田 浩一
気づいた時には子宮口から足が…!「キヨ子、待っていろ、俺が何とかする!」父が語る幸一誕生の秘話
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『終恋 [人気連載ピックアップ]』【第3回】高生 椰子
40年会ってない元カノに会いたくなる男の心理って? 男友達に相談すると「俺なら会わん。何かあるで、それ」…嫌な予感がする
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『拝啓、母さん父さん[注目連載ピックアップ]』【第25回】三上 ミカン
年齢を誤魔化され…彼氏は52歳、バツ2で8人の子持ちだった。それでも、好きだという気持ちは変わらなかった。
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『揺れ動く女の「打算の行方」[人気連載ピックアップ]』【第13回】松村 勝正
これまでに一度だけ、会社に関係のある船舶が何かの武装勢力に追われたことがあった。全速力で逃げて…
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『哀瞳のレムリア』【第10回】岩下 光由記
この地で玉砕した日本兵が、日本へ最後に打電したのが「サクラサクラ」だった。私や子供たちがこのミドルネームを使っているのは…
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『アザレアに喝采を』【第10回】藤咲 えこ
「よかったら一緒に飲みませんか?」 谷口純司と名乗る背の高い建築士の男、まさしくそれは理想の人だった――
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『眠れる森の復讐鬼』【第30回】春山 大樹
「何があった」その言葉をきっかけに、彼女は肩を震わせ嗚咽を漏らし始めた。そして「警察は私を疑っているみたい。脅された」と…
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『終恋 [人気連載ピックアップ]』【第2回】高生 椰子
「死ぬ死ぬ詐欺」に遭った私がバツ2になった理由。――2回目の夫は23歳年上で、私以外の恋人が何人もいた。最初は内縁関係だったが…
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『猫と狸と、ときどき故郷』【第10回】宮本 正浩
日々心身の衰えを感じているおじいさん。しかし元日の朝、薬で絶世の美女に大変身!
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『拝啓、母さん父さん[注目連載ピックアップ]』【第24回】三上 ミカン
親友の彼氏は、私の彼氏の息子だった…42歳と告げられたが、年の差なんて関係なかった。
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『揺れ動く女の「打算の行方」[人気連載ピックアップ]』【第12回】松村 勝正
「彼は重症なの、私は付いていけない」マザコン彼氏との “のどぐろ” の一件を母に話すと、「あなた30の大台に乗ったのよね」と…
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『海辺のレクイエム』【第10回】源 久
「遺影を私に描かせてもらえませんか」――彼は恨みを抱いたまま死んでいったはずだ。詫びたい気持ちに駆られ、彼の母親に…
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『シュバルツ・ヴァルト』【第10回】萬野 行子
兄の死のカギはブレーキ……? 同じような事故に遭ったベテランレーサーの話を聞いてますます疑惑が深まる
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『刀の反り』【第10回】大髙 康夫
家宝の刀、郷則重。脱藩して2年…仕事も失い食うに困った今、質に入れるか、入れまいか…。
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『鼠たちのカクメイ』【第21回】横山 由貴男
「米粒ひとつ残ってねえ!」…これが最初のほころびだった。大塩率いる一党は静まり返った。米や貴重品が運び去られていたのだ。