【前回の記事を読む】母が家にいない理由が分からなかった息子…叔母に預けられた途端パニック状態に。布団に粗相し、大事なものに唾をかけ始め……やがて就学相談の時期になった。幼稚園入園時と同様、お母さんにどこの小学校がいいか相談された。支援学校ではなく支援学級を希望していた。思いつくのは彼ら母子のアパートに近い学区内の小学校にある支援学級だ。その小学校の支援学級には幼児期からこばとの療育に通ってきてい…
[連載]あのころの世界
-
エッセイ『あのころの世界』【第21回】えんどう としこ
寿司屋でトロ、イクラなど高いネタばかり注文する息子…断ると大声で騒ぎ、母は言いなりに…さらに困った行動は、家の中で……
-
エッセイ『あのころの世界』【第20回】えんどう としこ
母が家にいない理由が分からなかった息子…叔母に預けられた途端パニック状態に。布団に粗相し、大事なものに唾をかけ始め……
-
エッセイ『あのころの世界』【第19回】えんどう としこ
大人並みの体格になった息子の反抗は、次第に暴力的に…「服薬も考えては」とお母さんに提案するも、彼女はすでに鬱状態で……
-
エッセイ『あのころの世界』【第18回】えんどう としこ
軽くダイエットを提案しただけだった――母は、小3の長男を毎日マンションの8階まで階段で登下校させるように…しかも食事制限まで徹底し…
-
エッセイ『あのころの世界』【第17回】えんどう としこ
ハサミの輪っかに指を入れるだけで嫌がった女の子…スタッフがそっと手を重ねると、ピクリともしなかった指に少しだけ力が入り……
-
エッセイ『あのころの世界』【第16回】えんどう としこ
「お預かりします」お母さんからバトンタッチした私は、席に着くまでそっと手を離さなかった…離した途端、彼女はやっぱり……
-
エッセイ『あのころの世界』【第15回】えんどう としこ
小学校高学年から始めた、1人で歩く練習…母が見えない場所から見守り、電車を乗り継いだ日々――数年後、息子は高校駅伝の選手に…
-
エッセイ『あのころの世界』【第14回】えんどう としこ
高い遊具に1人で登っていた末っ子…別の子が近づいた瞬間、スタッフは「まずい」と駆け寄ったが…「押そうとしただろ!」と父親の怒声が響き…
-
エッセイ『あのころの世界』【第13回】えんどう としこ
癇癪を起こすたび、自分の手首の同じ場所を噛む末っ子…気づくと歯型の内側だけ、毛が濃くなっていて……
-
エッセイ『あのころの世界』【第12回】えんどう としこ
1人で通学できる息子に、母は安心していた…ところが電車内での“振る舞い”に乗客から苦情が入り…担任がこっそり後を尾けると……
-
エッセイ『あのころの世界』【第11回】えんどう としこ
祖父の怒声に毎日さらされていた小学生の息子…支援学級で落ち着き始めた矢先、今度は「先生に暴力を受けた」と身振り手振りで訴え始め……
-
エッセイ『あのころの世界』【第10回】えんどう としこ
自販機にお金を入れ、飲みたいジュースのボタンに手を伸ばした彼…だが最後のボタンだけが押せず、先生の顔を見たまま固まってしまい……
-
エッセイ『あのころの世界』【第9回】えんどう としこ
ひらがなを教えるはずだったのに、彼が覚えたのは先生の指の動きだった…無意識の、“真似してほしくない仕草”まで真似されて……
-
エッセイ『あのころの世界』【第8回】えんどう としこ
息子をなだめた、たった一言のはずが――あれから「痛いの痛いのとんでいけぇ~」を1日何十回も求めるように…応じないと、さらに繰り返し……
-
エッセイ『あのころの世界』【第7回】えんどう としこ
「山道の外に飛び出したらまずい」…そう思った矢先に、妹は突然列を外れ、何かに引き寄せられるように野原の方へ入っていき……
-
エッセイ『あのころの世界』【第6回】えんどう としこ
3歳になっても言葉が出ない息子…療育を始めても、母の表情は暗いままだった。訳を聞くと、ぽつりと「妹も自閉症なんです」と打ち明け……
-
エッセイ『あのころの世界』【第5回】えんどう としこ
小4を過ぎて、息子は別人のように反抗的に。疲弊した母はやむを得ず、エビリファイという薬を服用させると、彼は2日の間眠り続け……
-
エッセイ『あのころの世界』【第4回】えんどう としこ
発達相談に来た4歳男児…言葉が出ず、生活面に遅れがある一方で、多動は見られない…だが生育状況を聞くうちに“何か匂う”と思い始め……
-
エッセイ『あのころの世界』【第3回】えんどう としこ
すぐに駆け寄ったが、間に合わなかった…後頭部から出血。病院では髪を剃った跡もないのに、医師は「縫合した」と言う。よく見ると……
-
エッセイ『あのころの世界』【第2回】えんどう としこ
「止める間もなかった」…預けていた5歳の長男がテーブルに足をかけた瞬間、鋼鉄製の台座が倒れ、後頭部を直撃し……
- 1
- 2