その夜。王は二人を豪華な食事でもてなすと、各自に広すぎるほどの立派な寝室を用意していた。タクは旅の疲れと、部屋に用意されていた美味い酒に酔い、すぐに寝入った。だがミコトは、何故か眠れずにいた。窓辺に腰掛け、静かに歌を口ずさんだ。美しく澄み切ったその歌声は城内に広がり、王の耳にまで届いていた。【人気記事】JALの機内で“ありがとう”という日本人はまずいないミコトは歌い終わると、ラーの鏡を手に取り自…
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