【前回記事を読む】「新疆」に行けば、一生そこを出られないかも。みんなは嫌がったが「試験合格したら出られるから大丈夫」と言われた私は…1988年5月、福井大学工学部の山本富士夫先生が水利学部に来て一ヶ月以上流体力学を講義されたとき、通訳したり、西安の周辺観光名所、例えば秦始皇兵馬俑等へ案内したりしました。翌年山本先生がまた学校に来て講義されたときも通訳させていただきました。長らく通訳したり一緒にい…
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エッセイ『ゼロスタート[注目連載ピックアップ]』【第6回】靳 忠效
「このタバコを持っておいて」――船内で知り合った男の依頼で、タバコを20本持たされた。税関を出た外で渡すという約束をしたが…
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小説『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[新連載記念ピックアップ]』【第8回】武 きき
「私も幸せアピールをしたいので協力してください」元夫の前で男性に腰に手を当ててもらいながら歩く。
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俳句・短歌『風狂を生きる』【第4回】総君
【自由詩】春の自由律俳句「日溜りの中の 春の猫の尾っぽ 今更丸く」
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小説『不確かな真実』【第11回】和亭 正彦
他の容疑者の捜査が進む中、忘れられかけていた飯島めいの存在。しかし、二人の刑事には簡単に捨てきれない違和感が残っていた
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小説『あら、50歳独身いいかも!』【第3回】武 きき
帰ろうとすると「ダメだ。もう僕の物だ」――キスで唇をふさがれ終電にも間に合わずそのまま…
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健康・暮らし・子育て『ナルコレプシーと生きる[注目連載ピックアップ]』【第6回】川崎 俊
「起きろ!」教師はナルコレプシーの生徒のもみあげを引っ張って起こし、教室の後ろに立たせた。……だが生徒は「感謝でいっぱい」
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エッセイ『ギリシアの遺跡を訪ねて』【第9回】荻田 譲二
「我はアゴラのホロス(境界石)なり」ホロス(境界石)は神聖かつ公的な本来の「広場」としてのアゴラを守る役割を果たしていた
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小説『同じ名前の鳥が鳴く[人気連載ピックアップ]』【新連載】なつきめい
私は先ほど生まれた感情を恋心と呼ぶことにした――田所と名乗る大学院生は声が小さく、猫背で、頼りなく。しかしその唇にだけは…
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小説『ジパングを探して!』【第7回】大和田 廣樹
亡き母からの手紙が伝えるのは、自分の人生に覚悟を持てというメッセージ――ある日僕を促すように、ベネチアへの航空券が届いた
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小説『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』【最終回】倉田 裕美
新卒の学生でさえかなり苦戦を強いられた就職氷河期に高卒で、技術も資格もない46歳専業主婦の私が就職した先は…
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ビジネス『製造業のDXを3Dで加速する』【第7回】鳥谷 浩志
3Dデジタルツインで製造業DXを実現、全社的な生産性向上を図る
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小説『寂しがり屋の森』【第7回】村松 凪
十歳に満たないくらいの男の子…幽霊だ。喉が、ひゅっと鳴った。――その時「あははは」幽霊が笑い、天使のような顔で…
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小説『今は令和と申すのか』【第7回】おおいわ 美紅
「その朝の寝息ってさあ、夜這いじゃないの?」彼は何を言いたかったのだろう。ずっと、ずーっと、と言ったその先。
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エッセイ『大波小波』【第7回】柊 ゆう
母から届いた封書…開封すると中身は空だった。――母からの手紙は生前それが最後となった。そこには何も入っていなかったけれど…
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エッセイ『ぼんくら外交官の北朝鮮日記-2年間の「楽園」滞在見聞録-』【第7回】杉山 長
【元外交官が視た北朝鮮】北側との会議に初めて出席。4時間弱にわたる意見交換の中、慎重を期して発言を控えた。
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ビジネス『なぜ職場では理不尽なことが起こるのか?[注目連載ピックアップ]』【第18回】中山 てつや
「自分の出世に影響してしまう..」そんな時こそ、上司から言われたことだけをすればいい。仕事が終わった後は、上司にぶん投げて「業務終了」
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小説『毎度、天国飯店です』【第15回】竹村 和貢
「今日会ったばかりなのに、手をつないでくる女なの。私って」――彼女の指が俺の指を一本一本集めるように動き、されるがまま…
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エッセイ『ゼロスタート[注目連載ピックアップ]』【第5回】靳 忠效
「新疆」に行けば、一生そこを出られないかも。みんなは嫌がったが「試験合格したら出られるから大丈夫」と言われた私は…
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小説『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[新連載記念ピックアップ]』【第7回】武 きき
「しばらくは男性と距離を置きたかったのに」彼は率直に話す方だ。面と向かって言われるとドギマギしてしまう...
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小説『不確かな真実』【第10回】和亭 正彦
一瞬の表情の変化と動揺を見せた田代。――そして、目撃情報がなかった第三の人物の捜査にようやく進展が…!