【前回の記事を読む】二人の出会いは奇跡のようで、初めからそうなるべくしてそうなったと思う…恋愛下手の私が思いきって連絡先を交換してほしいと伝えた彼の出立ちは、仕事帰りのノーネクタイ、ジャケットを無造作に持ち、ワイシャツから覗く首元が、妙に色っぽく感じる。汗を拭い、それを気にしている様にも見えた。またふっとした瞬間目が合うとお互いに照れて、目線が定まらず、不自然に体が向かい合っていない。照史はもっ…
新着記事一覧
-
小説『魂のいるところ』【第4回】しおん
彼は「霊魂や神さまを本気で信じている」と言った。スピリチュアルな考えを物怖じせず言い、「神頼みは無意味な行いと思う?」と…
-
エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み[人気連載ピックアップ]』【第18回】村瀬 俊幸
「内定取り消し。」卒業間近に慌てていた私も、その場内定をもらって一安心していたのに…事務から受けた連絡で言われたのは!?
-
小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第15回】野元 正
夫は生前、桜の樹の下で眠りたいと言っていた。先祖墓地にある山桜の挿し穂を大紅しだれ桜の側で育てる「桜墓」も良いのではと思う
-
小説『ガッキーとグッキー 不思議な木箱』【第4回】芝 くりむ
機体の計器はショートし、針が回転している。調査隊が向かう先と雷雲の進路が一致していた。その時、あるものが機体を貫いた…
-
小説『愛しき女性たちへ[人気連載ピックアップ]』【第22回】白金 かおる
マッチングアプリで出会った女性と初デート。新橋にほど近いシティホテルのティールームで待っていると、そこに現れたのは…
-
小説『天部の戦い』【第4回】白龍 虎俊
3邪神を相手に奮闘する童氏たち。敵はあまりにも強大で、邪神の吐いた唾液が足を捉えた。もう逃げられない......
-
エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第15回】野村 よし
妻の状態が「緊急」ではないと判断されたのなら、良い状況ではあるが、よく分からない。なぜ、工程会議をスルーされたのか…
-
エッセイ『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』【第17回】かおる
生みの親なら無償の愛をくれると信じていた。家中に飾られていた私とママの写真は、いつのまにか飼い犬の写真に変わっていた。
-
小説『ふたりの渚』【第4回】伊坂 勝幸
合コンに誘われた。来年には30歳だからチャンスは逃したくない。けど結婚に焦っていると思われそうだし…
-
小説『光と闇の相剋 世界を巡る生命の旅—ツインレイと聖女たち』【第4回】髙嶋 郷二
白い猫について行くと、一軒の小屋が見えた。「お入りください」とその猫が言ったように聞こえた。中へ入ると…
-
俳句・短歌『百人一首を〈私〉が選んでみました』【第4回】多田 久也
兄、天智天皇に引き裂かれた二人の恋人たち。冷めぬ愛は偽装され、歌となって思いを届ける。
-
小説『鼠たちのカクメイ』【第17回】横山 由貴男
おふくろは捕まる前にオイラを肥溜めの中に隠してくれて、言ったんだ。「あんたは父親みたいになるな。」って
-
評論『自然災害と大移住――前代未聞の防災プラン[注目連載ピックアップ]』【第6回】児井 正臣
江東5区の人々は、尊い犠牲となるだろう。都内の一部を遊水地化すれば、浅草、上野などの低地部分の洪水被害の危険が遠のく。
-
エッセイ『ときめくイタリア紀行』【第4回】高橋 文子
転勤するも簡単にはいかないニューヨーク生活。泥沼化したベトナム戦争の陰湿なエネルギーが流れ込む町では、銃声を聞くことも。
-
エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み[人気連載ピックアップ]』【第17回】村瀬 俊幸
「こいつと踊ってやってよ」「別にいいよ」その言葉が信じられず、ただ突っ立っている私に、彼女は手を差し出して…
-
小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第14回】野元 正
「初期の大腸がんです。これなら内視鏡下手術で取れそうですから、だいじょうぶですよ」重大事をさも簡単そうに主治医に告げられ…
-
小説『しあわせについて』【第4回】杉野 六左衛門
戦争の役に立つから、合唱部は存続をゆるされた。―学校生活が戦争に染まり、体育系の部活でさえコートが畑になり休部する中…
-
評論『宇宙の成り立ちへの試論』【第4回】手島 浩光
【宇宙論】万物が存在を維持できるのはなぜ? ――全ては、渦巻きから。渦巻きが外へ外へと無限に波及伝播し、円運動に…
-
エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第14回】野村 よし
「フンをするな」とは書かない。「衛生保持のため定期的に薬剤を散布しています。近づくと昏倒の恐れがあります」と書く。
-
小説『愛しき女性たちへ[人気連載ピックアップ]』【第21回】白金 かおる
初デートはお茶だけの場合でも交通費として一万円。これはマッチングアプリでも交際クラブでも同じだ