「それでは本日もよろしく」店長の長澤さんがそう言うと、私こと沢村亜紀と同僚の河合真由が、分かりましたと元気に返事をする。これがメンズ向けのアパレルショップ『JAM』の毎朝の朝礼だ。そもそもこのショップは、男女向け両方のお店を持っている。当然女性向け店舗の店員になるかと思ったら、メンズ向けを担当する事になった。当時はどう接客して良いのか分からず、混乱したものだった。「亜紀ぃ、こっちの商品、そっちの…
新着記事一覧
-
小説『不可解な恋』【新連載】夜久 珠姫
私には恋人がいる。彼は大手の出版社に勤めていて、真面目を絵に描いたような人。お付き合いも順調で、最近では結婚の話題も……
-
小説『夫 失格[注目連載ピックアップ]』【第20回】時亘 一肇
夫が2階に上がるたびに走る緊張感。少しずつ、少しずつ、荷物を運び出し、夫から離れる準備を進める…絶対に悟られてはいけない
-
小説『老楽』【第8回】遠藤 トク子
二度の流産の末にやっと男の子に恵まれた。すると次々と子を授かり、一気に三人兄妹へ――そんな矢先、舅が倒れてしまい…
-
ビジネス『決算書はすべて立替金』【第3回】北川 勝也
ただ競合より低価格に設定しても、その先に利益は生まれない。成功のカギは「立替金の視点」…現役税理士が解説する経営術
-
小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第21回】安本丹
紳士的でスマート、小柄で決して顔立ちが良いわけではないが、清潔感があってスーツ姿がとても素敵だった
-
俳句・短歌『日本語の盆栽である川柳よ』【第3回】信部 詩葉
【川柳】「猫の部」より三句 「カマキリと さんざ遊んで 食べる猫」ほか猫と人間の日々のひとコマを綴る
-
評論『スーパープレイヤーの条件2』【第7回】吉村 直氣
横浜DeNAベイスターズ・東克樹投手のフォームと球質に注目! クロスファイヤーの威力と被打率データから見る投球メカニズム
-
実用『腰痛世界の歩き方』【第12回】高橋 弦
不快な「炎症4徴候」。炎症それ自体が病気だと考えてしまいがちだが…損傷組織に対する修復反応であり体の生理反応
-
エッセイ『医療者のことばの持つ力』【第14回】田中 順也
「頑張ろうね、お母さんも頑張るから」泣きながら言った母――10歳の僕には「透析」が何かは全く分からなかったけど…
-
実用『不退転道場 仙台虚空蔵尊参詣礼拝のすゝめ』【第7回】西山 道環
【人は亡くなるとどうなる?】十三仏の導きと法名に込められた"還る"という祈りの意味
-
小説『あなたの子供が生みたかった』【第2回】水木 三甫
夫の葬式に、ピンクのドレスで参列した。それは故人の希望だった。最初はお小遣い、次第に愛人契約を結んだ若いダンス講師とやっと●●できる…
-
小説『地上に輝く星たち』【第7回】カスミ シズカ
二人とは違って、自分には何もない。背も高くないし、運動や勉強も…。なんか、ただはしゃいでいるだけの子供っぽい存在な気がする
-
エッセイ『腐ったみかんが医者になった日[注目連載ピックアップ]』【第22回】河原 風子
次女の妊娠中に医大への受験勉強。まずは公文式の通信教育で中学の数学から始めた。切迫早産で入院中も毎日ベッドの上で……
-
小説『なでしこの記憶』【第9回】坪井 聖
「そんなんだから非モテなんだよ!」入学式で偶然の再会。しばらくむっとした顔で互いに睨み合い…
-
小説『たかちゃん幻想絵巻』【第7回】齋藤 務
祖母はおかしな人だった。少女の小さな体に木箱を背負わせ、用心棒代わりに連れ歩く。行く道は獣道で、うっかり足を滑らせれば…
-
エッセイ『神様の衣装函』【第2回】徳永 圀典
海岸の白砂青松と潮騒に和む心「生けるごとくかえりて寄する今井浜 さ夜ふけて見ゆ白きいぶきを」…91歳の目に映る、美しい日本の山々
-
エッセイ『Return Journey』【第21回】福井 研一
ガシャーン! 天と地が逆さまに視界に映った。「派手に躓いたけど大丈夫か?」と聞かれて初めて、自分が躓いて転んだことに気づいた
-
小説『夫 失格[注目連載ピックアップ]』【第19回】時亘 一肇
昼夜問わず怒鳴り続ける夫の声は、ご近所中に広まっていた。遂に家を離れる決心をし、行動することに…
-
小説『いつか海の見える街へ[人気連載ピックアップ]』【最終回】須賀 渚
彼女はひとりで逝ってしまった――。危篤になる前に「会いたい人はいないか」と看護師が聞いたそうだが、彼女は…
-
エッセイ『大人の肩書きをもつまで』【第2回】木痣間 片男
こんな初恋を経験した僕だったが、思い起こせば、それ以降もたくさんの人と出会ってきた。そして、その先には別れがあった