朝方あさかた雨粒あまつぶを見る柴の葉に 穀物こくもつ育つ今日より穀雨

 

 

春空はるそらに緑葉繁茂映え亘り 甲高かんだかく鳴く不如帰聞く

 

 

晴天の陽光注ぎ若葦わかあしの 緑の茎が水面みなもより伸び

 

【第1回から読む】歌集「緑葉の里」より三首

※本記事は、2022年7月刊行の書籍『歌集 緑葉の里』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。