朝方あさかた雨粒あまつぶを見る柴の葉に 穀物こくもつ育つ今日より穀雨

 

 

春空はるそらに緑葉繁茂映え亘り 甲高かんだかく鳴く不如帰聞く

 

 

晴天の陽光注ぎ若葦わかあしの 緑の茎が水面みなもより伸び

 

【第1回から読む】歌集「緑葉の里」より三首