俳句・短歌 歌集 自然 2023.10.04 歌集「緑葉の里」より三首 歌集 緑葉の里 【第19回】 上條 草雨 大いなる自然と文明遺産に抱かれて この地球(ほし)に住まう この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 温暖な薄青空に燕舞つばめまい 初夏の陽気にすっかり温む 万有ばんゆうの存在の中思いより 良き事信じ最善さいぜん尽くす 以前いぜんには柴一杯しばいっぱい咲いていた 少ないながら躑躅咲いてる
小説 『迷いながら揺れ動く女のこころ[人気連載ピックアップ]』 【第2回】 松村 勝正 主人の入浴介助を試みた。私もびしょ濡れになり「君も風呂に入れば」と言われたが、少しでも自分の裸を主人に見られたくなくて… 【前回の記事を読む】三人で夕食のテーブルを囲んでいた。夫、妻、そして――。彼が彼女に「美味しいね」と言って、普段殺風景な屋敷に珍しく会話が…気になっていたことがあったので美代子は急いでパソコンを閉じて、主人の入浴介助のことを考えていた。正直、入浴介助がどんなものか美代子には想像も出来ない。でもスペイン旅行から帰った後で主人に「明日から入浴介助は私がやります」と言ってしまった。一時の気持ちが高揚し…
小説 『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[新連載記念ピックアップ]』 【新連載】 武 きき ホテルの出口から見知らぬ女と一緒に出てくる夫を目撃してしまう。悔しさがこみ上げる。許せない。裏切られた。離婚しよう。 「ねぇ、すみません。カフェオレのお代わり下さい」今、ドーナツ屋さんで大好きなホットカフェオレを飲みながら主人との生活や子供達そして三週間前の事を思い返している。あの時、あの時間にあそこを通らなければ。たられば状態でいる私。主人以外に興味がなくて、一途の愛だった。敬愛という言葉は主人のためにあると思った。二人の息子は独立し幸せな家族に恵まれて、一安心している矢先に三週間前の出来事があった。真面目で…