俳句・短歌 歌集 自然 2023.10.04 歌集「緑葉の里」より三首 歌集 緑葉の里 【第19回】 上條 草雨 大いなる自然と文明遺産に抱かれて この地球(ほし)に住まう この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 温暖な薄青空に燕舞つばめまい 初夏の陽気にすっかり温む 万有ばんゆうの存在の中思いより 良き事信じ最善さいぜん尽くす 以前いぜんには柴一杯しばいっぱい咲いていた 少ないながら躑躅咲いてる
小説 『火点し時』 【第8回】 順菜 隣の部屋の男から誘われた。つい昨夜、別の女性と愛し合う“あの声”が聞こえたのに、今度は私? 不審には思ったが… 【前回記事を読む】隣の部屋から声がした。男女の、抑揚ある溜め息まじりの…すぐに“あの声”だと分かった。つい聴き入っていると…「食欲ありますね?」紫の前の皿はこんもりとしている。しかし去っていった彼女の皿はちんまりしたもので、後ろ姿も確かに細かった。ちょっと恥ずかしかったが、「人生の楽しみですから……」「もちろんそうですよ。たくさん食べる人、いいですよね」紫の中で危険信号がちらついた。たった今、彼…
小説 『ホームランとフォーマルハウト』 【第8回】 福原 道人 友達すらいたことがない私。ある日、トラブルをきっかけに「夜、望遠鏡を覗きに来ない?」と、男性からお誘いを受けて…… 【前回の記事を読む】立派な庭の真ん中に、景観を壊すほど大きな望遠鏡……すべては可愛い孫のためだったが、彼は一度も使うことなく旅立ってしまい……「ベテルギウスみたいな話じゃないよ。もっと身近なことだ」こちらの心を読んだように水口さんは言った。身近と言われても困る。なんとかギウスがどういうものかさえわたしにはわからない。その疑問を解いたのは、ジャイアンツの少年だった。「僕知ってる。ベテルギウスはオリ…