俳句・短歌 歌集 自然 2022.09.17 歌集「緑葉の里」より三首 歌集 緑葉の里 【第1回】 上條 草雨 大いなる自然と文明遺産に抱かれて この地球(ほし)に住まう この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 巡る季節と千変万化の景色を愉しみ、 森羅万象との調和を詠じる。 後世へ遺したい、美しく清らかな山川草木との出合い。 ※本記事は、2022年7月刊行の書籍『歌集 緑葉の里』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。 暖かな春の日差しを浴びながら文鳥ぶんちょう止とまり学舎がくしゃに入はいる ドッシリと動く事こと無なく立っている悲しむ人の松まつに成りたい 緑みどり抱だく春の息吹の切なさに愛かなしみ湧わいて恋しく慕う
エッセイ 『炎の職人』 【新連載】 桂 敏明 大学を中退し、親の金で生きていた22歳…ある日、新聞の「3行広告」に釣られて電話を掛けてしまった。「今から来られますか?」と呼び出され… 二十二歳の時、偶然目にした新聞広告に導かれてバイオリン職人を目指し、文京区にある弦楽器専門店で十年余りの修業後、独立し杉並区西荻窪に自分の工房を開きました。幸いお客様や弟子にも恵まれ、今まで職人として工房を続けることができています。六十六歳になって心臓の手術を受け、直後に脳梗塞を発症し、障がい者となった時、これまでバイオリンと共に歩んできた年月を、改めて自分の言葉で振り返ってみたい――そう思った…
小説 『Live on Stage!』 【最終回】 桜木 シン 「置いてかないでよ……バカ」僕を叩いた先輩は、酒の匂いをさせたまま抱き着いて離れなかった…劇団を辞めた本当の理由は… 【前回の記事を読む】明確な理由なんてなかった……それでもペンを握るのは“約束した人”がいるから「急ですね……いやでも! レッスン! ほら、レッスンとかもどうするんですか」先輩は、ぼそっとつぶやく。「……やめたよ、あんなトコ」「やめたって、劇団を? ……どうしてですか? あんなに芝居が好きって言ってたのに」先輩は急に僕の方へ距離を詰め、平手打ちをした。「コウくんの書いた本じゃないと意味ないの! ま…