俳句・短歌 歌集 自然 2022.09.17 歌集「緑葉の里」より三首 歌集 緑葉の里 【第1回】 上條 草雨 大いなる自然と文明遺産に抱かれて この地球(ほし)に住まう この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 巡る季節と千変万化の景色を愉しみ、 森羅万象との調和を詠じる。 後世へ遺したい、美しく清らかな山川草木との出合い。 ※本記事は、2022年7月刊行の書籍『歌集 緑葉の里』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。 暖かな春の日差しを浴びながら文鳥ぶんちょう止とまり学舎がくしゃに入はいる ドッシリと動く事こと無なく立っている悲しむ人の松まつに成りたい 緑みどり抱だく春の息吹の切なさに愛かなしみ湧わいて恋しく慕う
小説 『魔手 隠密捜査官6』 【第7回】 冬野 秀俊 製薬会社の研究員を乗せた飛行機が、房総半島沖で爆破された。その乗客には両親も——私は、13歳でたった一人取り残された。 【前回の記事を読む】ホテル内に協力者でもいない限り、犯行は不可能…なぜ、私が狙われたのか? 調べてみると、とある部屋の宿泊者情報と……大利家戸清一は、十三歳の時生活が一変した経験を持つ。商社勤務の父角違正造(すみちがいしょうぞう)と製薬会社研究室勤務の母はるが乗った飛行機が、房総半島沖で爆破されたからだった。このとき、叔母なつ子と一緒に迎えに行った妹のふみが飛行場の大混乱に巻き込まれて、ふみは行…
小説 『私が空を飛ぶ理由』 【第12回】 武田 ちあす 「100点満点は1人だけ」と名前を呼ばれた生徒。だが彼はズンズン教卓に向かい、予想外の“指摘”を…教師は不機嫌になり… 【前回の記事を読む】教育熱心な父親に反論すると「贅沢いうな!」と殴られる…家で覚えた言葉は「面従腹背」、だが学校ではそれが思わぬ武器となり……中学では学科ごとの担任がやってくる。全員とは言わないが、私は多くの先生から特別扱いを受けていると感じていた。あるとき社会のテストが返されて、先生から一番は百点満点だったことと私一人の名前が告げられた。「てる」は私のところに来なかった。廊下側の逆光の中に、机…