俳句・短歌 歌集 自然 2022.09.17 歌集「緑葉の里」より三首 歌集 緑葉の里 【第1回】 上條 草雨 大いなる自然と文明遺産に抱かれて この地球(ほし)に住まう この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 巡る季節と千変万化の景色を愉しみ、 森羅万象との調和を詠じる。 後世へ遺したい、美しく清らかな山川草木との出合い。 ※本記事は、2022年7月刊行の書籍『歌集 緑葉の里』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。 暖かな春の日差しを浴びながら文鳥ぶんちょう止とまり学舎がくしゃに入はいる ドッシリと動く事こと無なく立っている悲しむ人の松まつに成りたい 緑みどり抱だく春の息吹の切なさに愛かなしみ湧わいて恋しく慕う
小説 『迷いながら揺れ動く女のこころ[人気連載ピックアップ]』 【第2回】 松村 勝正 主人の入浴介助を試みた。私もびしょ濡れになり「君も風呂に入れば」と言われたが、少しでも自分の裸を主人に見られたくなくて… 【前回の記事を読む】三人で夕食のテーブルを囲んでいた。夫、妻、そして――。彼が彼女に「美味しいね」と言って、普段殺風景な屋敷に珍しく会話が…気になっていたことがあったので美代子は急いでパソコンを閉じて、主人の入浴介助のことを考えていた。正直、入浴介助がどんなものか美代子には想像も出来ない。でもスペイン旅行から帰った後で主人に「明日から入浴介助は私がやります」と言ってしまった。一時の気持ちが高揚し…
小説 『Angel Story もう一つの創世記』 【新連載】 八百原 起也 どこまでも続く甘美な世界。柔らかく流れる風、心地よいせせらぎの音…この栄華は永遠に終わることがないと思っていた 光の神宇宙の創造主。兄弟天使ルシフェルとミカエルの父。アダムとイヴの創り主。アダムとイヴに地球を統治させるために二人が大人になるまで守護し教育するようにと双子の息子ルシフェルとミカエルを地球に遣わせる。闇の神宇宙の創造を成し遂げた光の神に嫉妬し恨みと怒りをつのらせる。星々の中でも特に美しい地球が気に入り、我が物にするために女神(アラディア)の姿をとって地球に降り立つ。ルシフェルを巧みに取り込んで…