【前回の記事を読む】「奄美大島の海と出会わなかったら人生が変わっていただろう」「君のその服、素敵だね。よく似合ってますよ」一人の小綺麗な都会風の洒落た白に赤い花柄のブラウスを着こなした20歳前後の女が、喫茶店に入って来た時、私は思わず声を掛けた。7月終わりの昼過ぎだった。日頃の私はこのようなことはしない。旅先であることと女性の可愛さに心が負けた。「君、馴れ馴れしいね。でも誉めてくれてありがとう。…
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