【前回の記事を読む】尿をためる袋をぶらさげて歩く人や病衣がはだけている若い女性がいても誰も気にしない病棟の現実靴を履き替え、手指を消毒し、私は術後回復室に入った。昨日の手術患者がベッドに横たわり、一対一で看護師がついている。「やあ、おはよう」と、私は担当の看護師に軽く挨拶した。彼女は記録を仕上げるのに忙しいのか、こちらを見ずに挨拶を返した。顔を見た瞬間に何も言わないのは大きなことは起こらなかった…
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