【前回記事を読む】「よかったら、お手伝いしますよ」と突然訪れた好青年。タダほど高いものはない。家に上げてしまった後、それを思い知ることになる…坂本曜は、それから週に一度はわが家を訪れるようになった。相変わらずの人懐こい笑顔で、「近くまで来たんですが、なにかお困りのことはありませんか?」と微笑む。こちらがなにか頼まなければ済まない雰囲気に持ち込むのが、彼はとてもうまかった。心のどこかで警戒していた…
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小説『野島・夏島』【第7回】小川 賢
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殺人犯たちに手紙や面会でインタビューをした。大半の受刑者は何者かにけしかけられた感覚に陥る。「私は『殺れ』といった声を…」
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評論『人道的医療安楽死』【第9回】ミハエル・デ・リダー,志摩 洋
患者のための行為で刑事告発……なぜ医師は罪に? 安楽死をめぐる対立、その裏で何が
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版](注目連載ピックアップ)』【第15回】松谷 美善
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健康・暮らし・子育て『克己』【第9回】河﨑 浩
都育ちの雅な貴公子の"それ"とはかけ離れ、彼女を羽交い締めにして襲う様は獣のよう。しかし女は、満足げな表情で「かまいませぬ」と返し……