12月9日(日)
スイス、ブラジルの若者が帰国した。
一番私に気を遣ってくれたスイス人の若者が「明日自分は帰国する、自分の部屋が空くから移ってもいいです。あなたの部屋は玄関に近く出入りでうるさいでしょう。自分の部屋は広くてシャワーにも近くていいですよ」と申し出てくれた。
その気持ちがありがたかった。
「ありがとう、私はこれからランニングを始めるので、あの部屋の位置が都合がいいのです」と言って断った。
わずか1週間では名前も覚えられなかった。でもその優しい心遣いが嬉しかった。 Valley View学校寮の住人は私とトルコの若者二人だけになり、今はシーンとしている。
12月10日(月)
大きなトラブル。鍵が開かない。今日は少し買い物が多めだった。カードをかざせば玄関が開くことになっているのに「開かない!」。
呼び鈴を鳴らしたら中に一人トルコのルームメイトがいて開けてくれた。でも自分の部屋に入るにもこのカードが必要だけれどもこれも開かない。
ルームメイトのカードも使えない。皆困っている! 疲れていたけれど再び学校に戻りこのトラブルを知らせ解決しなければならない。
こんなとき日頃鍛えているので一番動きがいい。代表して行くようなもの。これで今日のランニングの時間はとれない。
それだけならよかったけれどこのトラブルに対するスタッフの対応に「一言」言わなければならなかった。解決したけれども後味の悪いものが残った。
周りの人より長く生きているから気がつくこと、若い人の今後のためにも言わなければと意を決するけれども、嫌な思いをさせたのではという思いも残る。難しいところだ。
次回更新は8月2日(土)、21時の予定です。