やっぱりそうだったのかということ以外に、何の感想も湧きませんでした。弟のほうが戸籍のことではショックだったようです。もちろん、その後のことを思い出しても、育ての両親にも生みの親にも良くしてもらった記憶しかありません。生みの親もよく知っている人でした。今ではもう会うこともできませんが、本当に感謝しかありません。私にとって中学も高校生活も、友達と過ごした場面や部活の思い出しか浮かんできません。中学校…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第16回】村瀬 俊幸
女子テニス部のキャプテンに恋をして、私がその子に気があるとの噂も流れた。同じ頃、私を好きになってくれた別の女の子がいて…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第15回】村瀬 俊幸
「僕ってもらい子なの?」「誰がそんなこと言ったの」小さな男の子の写真を裏返すと、自分の名前が記されていたが、姓が違って…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第14回】村瀬 俊幸
「また来てね」まだ幼い子どもたちが、夜勤ばかりの私をベランダから見送ってくれる。手を振る我が子の声が聞こえた私は…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第13回】村瀬 俊幸
「後悔はなかった?」「特に何とも」退職後も慕われるほどの先生だ。後悔がないはずがない。もし妻が教職を続けていたら…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第12回】村瀬 俊幸
義父母への親孝行は何一つできなかった。二人の最期、「娘を頼む」という声は受け止めたはずだ。だけど、その約束は未だに…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第11回】村瀬 俊幸
「自宅から少し歩くだけで浜に出られた」と、妻の故郷のことは聞いたことがあるが…私は、妻自身のことをほとんど知らない。
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第10回】村瀬 俊幸
妻の生活はリハビリが中心。それでも、読書や書写を始め、好きな時間に一人で歩くことも増えた。そんなここでの暮らしは…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第9回】村瀬 俊幸
「どうしてこんな病気になってしまったんだろう…情けなくってしょうがない。生きていっていいのかしら。」妻の独り言が聞こえ…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第8回】村瀬 俊幸
妻が車椅子生活になった。それでも私たちは、以前よりも多く遊びに出かけるようになり、旅行も不自由なく楽しんだ。
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第7回】村瀬 俊幸
「クルーズ旅行を励みにリハビリを頑張っている」と囁く妻。考えすぎるのはやめて、思い切って予約を入れてみることに…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第6回】村瀬 俊幸
「紙やすりで撫でられたような気持ち悪さ」障害が残り、皮膚感覚が弱くなった妻。自由に動けない姿は精神的にも本当に辛そうで…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第5回】村瀬 俊幸
障害のある妻と、気持ちのズレでぎくしゃくしたり、言い争いをしたりすることもある。それでも一緒に過ごす時間は増えて…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第4回】村瀬 俊幸
まさか妻が車椅子生活になるなんて予想できなかった。住み慣れたアパートでも、暮らせないことはないだろうが…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第3回】村瀬 俊幸
緊急入院から3週間後転院するため福祉タクシーに。車椅子に全身固定されワイヤーで車の中へ引き上げられる妻
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第2回】村瀬 俊幸
「何だか足がおかしい。力が抜けて足の感覚がなくなっていくような気がする」急変する家族のかたち
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【新連載】村瀬 俊幸
伊那谷に移住して5年目の冬。病気で下半身に障害が残った妻とともに生きる