3年生になると最初に好きになった女の子と、また同じクラスになりました。理系の進学コースだったので、女生徒は彼女を含めて数人でした。毎日、彼女が気になる日が始まりました。彼女の友達が合唱団の部長をしていて、彼女に文化祭に出演するために急遽、部員を増やしたいと頼んだそうです。私は彼女から、文化祭の合唱に誘われてすごく嬉しかったことを思い出します。合唱できるかどうかは二の次で、とにかく誘われたことで文…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第17回】村瀬 俊幸
「こいつと踊ってやってよ」「別にいいよ」その言葉が信じられず、ただ突っ立っている私に、彼女は手を差し出して…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第16回】村瀬 俊幸
女子テニス部のキャプテンに恋をして、私がその子に気があるとの噂も流れた。同じ頃、私を好きになってくれた別の女の子がいて…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第15回】村瀬 俊幸
「僕ってもらい子なの?」「誰がそんなこと言ったの」小さな男の子の写真を裏返すと、自分の名前が記されていたが、姓が違って…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第14回】村瀬 俊幸
「また来てね」まだ幼い子どもたちが、夜勤ばかりの私をベランダから見送ってくれる。手を振る我が子の声が聞こえた私は…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第13回】村瀬 俊幸
「後悔はなかった?」「特に何とも」退職後も慕われるほどの先生だ。後悔がないはずがない。もし妻が教職を続けていたら…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第12回】村瀬 俊幸
義父母への親孝行は何一つできなかった。二人の最期、「娘を頼む」という声は受け止めたはずだ。だけど、その約束は未だに…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第11回】村瀬 俊幸
「自宅から少し歩くだけで浜に出られた」と、妻の故郷のことは聞いたことがあるが…私は、妻自身のことをほとんど知らない。
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第10回】村瀬 俊幸
妻の生活はリハビリが中心。それでも、読書や書写を始め、好きな時間に一人で歩くことも増えた。そんなここでの暮らしは…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第9回】村瀬 俊幸
「どうしてこんな病気になってしまったんだろう…情けなくってしょうがない。生きていっていいのかしら。」妻の独り言が聞こえ…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第8回】村瀬 俊幸
妻が車椅子生活になった。それでも私たちは、以前よりも多く遊びに出かけるようになり、旅行も不自由なく楽しんだ。
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第7回】村瀬 俊幸
「クルーズ旅行を励みにリハビリを頑張っている」と囁く妻。考えすぎるのはやめて、思い切って予約を入れてみることに…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第6回】村瀬 俊幸
「紙やすりで撫でられたような気持ち悪さ」障害が残り、皮膚感覚が弱くなった妻。自由に動けない姿は精神的にも本当に辛そうで…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第5回】村瀬 俊幸
障害のある妻と、気持ちのズレでぎくしゃくしたり、言い争いをしたりすることもある。それでも一緒に過ごす時間は増えて…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第4回】村瀬 俊幸
まさか妻が車椅子生活になるなんて予想できなかった。住み慣れたアパートでも、暮らせないことはないだろうが…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第3回】村瀬 俊幸
緊急入院から3週間後転院するため福祉タクシーに。車椅子に全身固定されワイヤーで車の中へ引き上げられる妻
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第2回】村瀬 俊幸
「何だか足がおかしい。力が抜けて足の感覚がなくなっていくような気がする」急変する家族のかたち
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【新連載】村瀬 俊幸
伊那谷に移住して5年目の冬。病気で下半身に障害が残った妻とともに生きる
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