【前回の記事を読む】「影法師……」とひとり呟いた瞬間、孤独な帰り道が“詩の創作の場”に変わるテレビの画面を点けると、隣の県の観光地グルメ特集が放送されていた。鮮やかな画面で一杯三千円の海鮮丼が紹介されている。食べている姿に見覚えがあった。気が付いたのは、髪の色のせいだろう。二色の茶色。昨日見たアイドルのうちの二人だ。二人は海鮮丼を前にしていた。最初に喋ったのは、赤みを帯びた茶色の髪の毛の方だった…
短歌の記事一覧
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小説『アイドルが私の短歌を推していた⁉』【第5回】すずき
「居酒屋でオフ会しませんか?」ネットで仲の良いフォロワーからのお誘い。「行きたいです!」と返すと、すぐに返事が来て…
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小説『箕山遺稿』【第2回】驪城 卓爾
「もう彼が亡くなったと思うと…」亡き友の最後の葬式に出席することさえ、私はできなかった。
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俳句・短歌『歌集 いのちの名 こころの風景 心の音』【第2回】出島 美弥子
【短歌3首】「ふんわり笑う」道端に 春を見つけたよ 真っ白な まあるい綿毛 ふんわり笑う
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俳句・短歌『百人一首を〈私〉が選んでみました』【第9回】多田 久也
小野小町の父? 小野篁の性格は極めて独特だった。身長186cmの大男で、遣唐副使に選ばれるも乗船拒否…あだ名は「野狂」。
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俳句・短歌『神さまの隣』【最終回】桜井 莉麻
「僕は あの子に教えてもらった生き方で 今日も一日を生きてゆく」詩の奥に隠された物語を汲みとろう
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俳句・短歌『あーさん寄ってって』【第3回】北海 チカコ
「今日はもう歯磨きもせず行き倒れたい上下左右も判らないまま」
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俳句・短歌『歌集 いのちの名 明日のみえない日もあった』【第7回】出島 美弥子
『歌集 いのちの名 明日のみえない日もあった』より短歌4首他。「静か朝 染まる朝焼け 朝景色 朝もやの中 朝ひとりじめ」
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小説『アイドルが私の短歌を推していた⁉』【第4回】すずき
「影法師……」とひとり呟いた瞬間、孤独な帰り道が“詩の創作の場”に変わる
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小説『箕山遺稿』【新連載】驪城 卓爾
若くして亡くなった驪城卓爾(こまき たくじ)。短編小説、短歌、詩などを収録した遺稿集の復刻改訂版!
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俳句・短歌『歌集 いのちの名 こころの風景 心の音』【新連載】出島 美弥子
【短歌3首】「たんぽぽ」線路脇 ひっそりと咲く たんぽぽの 風に揺られも 天向き咲かす
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俳句・短歌『百人一首を〈私〉が選んでみました』【第8回】多田 久也
世界三大美人・小野小町が詠んだ“夢の恋歌”――今も胸をしめつける切なさ
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俳句・短歌『神さまの隣』【第11回】桜井 莉麻
「いっそあなたと出会わなければよかった 過ごした時間の幸せが苦しみに上書きされて…」詩の奥に隠された物語を汲みとろう
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俳句・短歌『あーさん寄ってって』【第2回】北海 チカコ
クスっと笑える短歌集「好物は卵と豆腐安ビール 同じドラマを百回も見る」
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俳句・短歌『歌集 いのちの名 明日のみえない日もあった』【第6回】出島 美弥子
『歌集 いのちの名 明日のみえない日もあった』より短歌5首。「ジャポンと 河原で遊ぶ 水遊び 魚も躍る 心もオドル」
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小説『アイドルが私の短歌を推していた⁉』【第3回】すずき
歌に踊りに一生懸命で、美しい。磨き上げられた宝石のようなルックスで、髪の毛は綺麗なミルクティー色をしていた
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俳句・短歌『百人一首を〈私〉が選んでみました』【第7回】多田 久也
万葉集に宿る普遍の心――親子の情を詠んだ山上憶良と春愁を描いた大伴家持
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俳句・短歌『神さまの隣』【第10回】桜井 莉麻
詩五篇「この想いは ただの偶像化に過ぎないのだろうか それでも あの子の内側を覗いてみたいと思う」
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俳句・短歌『あーさん寄ってって』【新連載】北海 チカコ
クスッと笑える短歌集「夜十時 もう一本を 開ける音 なるべく小さく そっとと思う」
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俳句・短歌『歌集 いのちの名 明日のみえない日もあった』【第5回】出島 美弥子
『歌集 いのちの名 明日のみえない日もあった』より短歌5首。「慎ましく 詩歌口ずさみ 野の花に そっと口づけ 色づく花びら」
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小説『アイドルが私の短歌を推していた⁉』【第2回】すずき
彼と走り去った場所が全てぼやけた背景になる。通り過ぎる人たちが全てモブになる。私のピントが彼にしか合わない