地球の恵みを味わって

太陽の力

マグカップを両手で包む

温かいマグカップを冷たい両手で包む

マグカップのやわらかい温度はわたしの心を温めた

   

マグカップを両手で包む

外の冷えた空気が頬を撫でる

わたしの吐息は白くなってマグカップの縁をすべる

そのエネルギーは冷気にすぐに奪われてしまった

   

エネルギー不足のわたし

エネルギー不足の冬の冷たい空気

さしこむ陽の光が一瞬で温めてしまうから

やっぱり太陽はすごいと思った