【前回の記事を読む】『神さまの隣』より詩五篇「海の底を歩く 見上げれば 水面が 太陽の光に反射して ゆらゆら輝く」わたしは 思う今 たった今 わたしは人生の蜜の味を 味わっていると赤い花だけを集めた 花束を両手に抱えると わたしの姿はまわりから 見えなくなるわたしの表情は 花の中で ほころぶ細い 赤いリボンでゆるやかに まとめられた 後ろ髪も無造作に 咲き乱れる 花の一部になってなんて 綺麗なの…
[連載]神さまの隣
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俳句・短歌『神さまの隣』【第8回】桜井 莉麻
『神さまの隣』より詩五篇「足の指先に そっと赤を落とすと 鮮やかな赤は ひんやりとわたしの足先を包む てらてらと輝く わたしの背伸びした足先」
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俳句・短歌『神さまの隣』【第6回】桜井 莉麻
『神さまの隣』より詩五篇「海の底を歩く 見上げれば 水面が 太陽の光に反射して ゆらゆら輝く」
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俳句・短歌『神さまの隣』【第5回】桜井 莉麻
【詩】「炊き立てご飯 ふわふわご飯 白い湯気の向こうで つやつや笑うご飯 しゃもじで さくさく切る お母さんの両手」
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俳句・短歌『神さまの隣』【第4回】桜井 莉麻
『神さまの隣』より詩五篇「―こんにちは! 彼に街角で声をかけられたのは、そう、ちょうど冬の真ん中あたりだった。」
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俳句・短歌『神さまの隣』【第3回】桜井 莉麻
「神さまの隣」より五篇「僕のすべてだった 君を手放した日 秋の優しさに救われた人生の記念日」
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俳句・短歌『神さまの隣』【第2回】桜井 莉麻
「神さまの隣」より六篇~小さくても大きくても、現実でも夢でも、言葉になって誰かに届く~
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俳句・短歌『神さまの隣』【新連載】桜井 莉麻
【詩】「十二の月、十二の季節」より(五月・皐月)きらきらした陽射しのやわらかさ 空を泳ぐ鯉のように 自由に生きてね