すみれ の 花の 色たんぽぽ の 蜜の 味あさがお の つるの 細さ自由に 咲き乱れる 花びらの 重さは どれくらい 春夏 秋冬 やわらかな色使いで こころが照らされて ばらの 棘は なんのために蓮の 葉っぱは 池をおおってあじさいは 花の色を えらべるの ぬくもりの なかに しのびよる なにかの 気配 綺麗に 色をつけて あざやかな 足跡を のこす 花のいのちは どれくらい そこに…
[連載]神さまの隣
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俳句・短歌『神さまの隣』【第5回】桜井 莉麻
【詩】「炊き立てご飯 ふわふわご飯 白い湯気の向こうで つやつや笑うご飯 しゃもじで さくさく切る お母さんの両手」
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俳句・短歌『神さまの隣』【第4回】桜井 莉麻
『神さまの隣』より詩五篇「―こんにちは! 彼に街角で声をかけられたのは、そう、ちょうど冬の真ん中あたりだった。」
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俳句・短歌『神さまの隣』【第3回】桜井 莉麻
「神さまの隣」より五篇「僕のすべてだった 君を手放した日 秋の優しさに救われた人生の記念日」
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俳句・短歌『神さまの隣』【第2回】桜井 莉麻
「神さまの隣」より六篇~小さくても大きくても、現実でも夢でも、言葉になって誰かに届く~
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俳句・短歌『神さまの隣』【新連載】桜井 莉麻
【詩】「十二の月、十二の季節」より(五月・皐月)きらきらした陽射しのやわらかさ 空を泳ぐ鯉のように 自由に生きてね