天才の軌跡③ 海と太陽と鉄――三島由紀夫二、太陽三島由紀夫が終戦後の社会に対して不満を抱いていたことは、多くの人々が指摘しているが、これは、父親的であると三島由紀夫が感じていたものが終戦後の社会で力を失っていったことと関連があると私は考えている。父親的なものというのは、三島由紀夫の感じ方によれば、天皇制であり、自衛隊であり、権力でもある。これ故に「太陽を敵視することが唯一の反時代的精神であった私…
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歴史・地理『天才の軌跡』【第20回】堀口 尚夫
戦後社会における父親の弱体化
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歴史・地理『天才の軌跡』【第19回】堀口 尚夫
太陽は父の象徴であった
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歴史・地理『天才の軌跡』【第18回】堀口 尚夫
すっかり母に甘えたい気持になっていた
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歴史・地理『天才の軌跡』【第17回】堀口 尚夫
黄金郷にもどることを望んでいた
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歴史・地理『天才の軌跡』【第16回】堀口 尚夫
母から引き離され、父方の祖母に育てられた
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歴史・地理『天才の軌跡』【第15回】堀口 尚夫
まわりの海は女に似すぎている
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歴史・地理『天才の軌跡』【第14回】堀口 尚夫
眼に対する憎しみを描いている
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歴史・地理『天才の軌跡』【第13回】堀口 尚夫
文壇での地位を確立
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歴史・地理『天才の軌跡』【第12回】堀口 尚夫
小間使に送ったラブレターが当主に露見した
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歴史・地理『天才の軌跡』【第11回】堀口 尚夫
母親は錦絵に描かれるほどの美人
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歴史・地理『天才の軌跡』【第10回】堀口 尚夫
死による母親との再融合を望んでいる
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歴史・地理『天才の軌跡』【第9回】堀口 尚夫
長生きするのはいやだ
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歴史・地理『天才の軌跡』【第8回】堀口 尚夫
心理学の本よりも古代学の本の方をたくさん読んでいる
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歴史・地理『天才の軌跡』【第7回】堀口 尚夫
ユダヤ人に対する偏見の強い社会に生きていた
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歴史・地理『天才の軌跡』【第6回】堀口 尚夫
驚くべき量のラブレターである
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歴史・地理『天才の軌跡』【第4回】堀口 尚夫
フロイトが母親からかわいがられていた事実
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歴史・地理『天才の軌跡』【第3回】堀口 尚夫
教会で聞いた天国と地獄の話をくり返し両親にした
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歴史・地理『天才の軌跡』【第2回】堀口 尚夫
夢を見る理由は、その人の願望充足である
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歴史・地理『天才の軌跡』【新連載】堀口 尚夫
筆者は何故、『天才の軌跡』を記したのか――前書き