(もうここから先へは行けない……)わたしは、子供ながら悟った。わたしは、一体ここで何をやっているんだろう。逃げたって、もう、ここから先へは行けないのだからどうしようもない。戻らないと。もう、戻って現実と向き合うしか、立ち向かうしかないのかもしれない。熊本城だって震災で傷ついても復興に向けて、前を向いて懸命に頑張っている。今のわたしに比べたらどうだ……。わたしは家に戻った。戻る途中、急に雨が降り出…
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小説『お母さんの煮しめ』【第3回】江川 知弘
母と娘二代にわたる「煮しめ」弁当。母、煮しめにまつわる思い出を語る
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小説『天命愛憐』【第2回】せと つづみ
工場で働くのは不幸?!根掘り葉掘りと聞かれ、一方的に決めつけられて…
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エッセイ『59才 失くした物と得た物』【第3回】有村 月
「今どこ?!」看護師長の焦った電話。急いで病室へ向かい、ドアを開ける…。
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エッセイ『エスケープ』【最終回】横山 空
介護に仕事にと駆け抜けた14年。「愛おしい」ママちゃんと日常を生きる
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エッセイ『貧しさは人生の花』【第10回】伊藤 フサ子
生きるために食べた。すいとんに浮いたたくさんの青虫を除けながら
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エッセイ『ALSなんか怖くない』【第10回】堀内 昌子
ALSの夫に、楽しみをもたせたい…。『原辰徳監督を囲む会』に参加するための準備計画【闘病記コンテスト大賞作】
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小説『標本室の男』【第2回】均埜 権兵衛
幽霊が出るという噂があった校舎を歩いていると、ヒソヒソと話し声がしてきて…。
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俳句・短歌『バーの二階で』【第2回】田中 龍太
句集『バーの二階で』より三句
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小説『天命愛憐』【新連載】せと つづみ
落雷事故に巻き込まれる沙茅、そこに一人の記者が訪れる…
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小説『お母さんの煮しめ』【第2回】江川 知弘
大好きだったはずの「煮しめ」…。見るのも、食べるのも嫌になってしまった理由は
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エッセイ『59才 失くした物と得た物』【第2回】有村 月
真剣な表情の看護師長から「先生からお話があります」と言われ、なんだか嫌な予感が…。
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エッセイ『エスケープ』【第5回】横山 空
母の笑顔の裏に隠された秘密…逆境を越え、共に歩んだ14年
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エッセイ『貧しさは人生の花』【第9回】伊藤 フサ子
自分のストレスのはけ口が弟に…。なのに、いつも無邪気に私を助けてくれていた弟
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エッセイ『ALSなんか怖くない』【第9回】堀内 昌子
【闘病記コンテスト大賞作】ヘルパーさん「アルコールが見てた」一体何が!? 備後弁珍問答
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ビジネス『今の手話通訳者を専門職として位置づけるには』【最終回】横山 典子
【論文コンテスト大賞作】聴覚障害者が「最低限度の生活」を送れるよう、手話通訳者を増やすために必要なこと
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小説『標本室の男』【新連載】均埜 権兵衛
【コンテスト大賞作】恩師に誘われて20年振りに訪れた校舎。しかし、男は少しの親しみも持てなかった…。
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俳句・短歌『バーの二階で』【新連載】田中 龍太
句集『バーの二階で』より三句
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小説『お母さんの煮しめ』【新連載】江川 知弘
みんなのお弁当と少し違う私のお弁当
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エッセイ『59才 失くした物と得た物』【新連載】有村 月
結婚してから35年、「愛」はなくとも「情」は生まれる
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エッセイ『エスケープ』【第4回】横山 空
埼玉を抜け…東京を抜け…鎌倉を抜け…由比ヶ浜へと辿り着く