生産コストを下げ、市場の実勢価格に近づけないと販売は難しい、どんなに素晴らしいものでも価格が高くては売れない、「物には値頃感というものがある」とマーケティングの先生から聞いたことがあった。材料費の安い製品の代替品として、価格の高いアルミや工数の掛かってしまう商品を造るのには、無理があると思ったが、工業試験場の部長にはそのことは言わず、敢えて継続研究として取り組むということを告げた。しかし、松葉は…
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小説『岬 上巻』【第23回】まつはじめ
新しい開発製品にチャレンジ!アルミの壁とアルミサッシを一体化した壁をアルミ鋳物で製造
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小説『岬 上巻』【第22回】まつはじめ
厄介物のシラスが資源に代わる!?シラスバルーンの実用化について工業新聞の記者から取材依頼。嬉しい反面新たな悩みが…
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小説『岬 上巻』【第21回】まつはじめ
シラスから作られるシラスバルーンとアルミの複合品作り。何気なく言った製品に先方は大乗り気で…
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小説『岬 上巻』【第20回】まつはじめ
社内で聖域化されていた赤字続きの鉄鋳物部門。「鉄鋳物」から「アルミ鋳物」への転換を提案し、舵を切る
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小説『岬 上巻』【第19回】まつはじめ
製造会社としての始まりは茶筒の製造。資材を使って製造を始め、戦後復興の波に乗る
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小説『岬 上巻』【第18回】まつはじめ
アルミ鋳物に懸ける情熱だけはどこにも負けない!熱い思いに満足した顔でほほ笑む東大名誉教授
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小説『岬 上巻』【第17回】まつはじめ
東大名誉教授が工場視察。アルミ鋳物メーカー推薦リストに入れてもらいたい!入り混じる期待と不安
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ビジネス『教員が変われない本当の理由』【第14回】有森 修嗣
「どうしようもない生徒」が現れる仕組みとは?「この生徒はこういうタイプに違いない」と経験や憶測で生徒を分類してしまうと…
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小説『岬 上巻』【第16回】まつはじめ
「何がご苦労さんなのか…」ニコニコしてこちらを見ていた駐車場係。まさか手形を割引拒否されていることを知っている?
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小説『岬 上巻』【第15回】まつはじめ
メイン銀行の顔ともいえる駐車場係。「たいへんですね」と声を掛けられ、いつも通り挨拶を返すも内心は複雑で…
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小説『岬 上巻』【第14回】まつはじめ
「中小企業の会社と社長は常に一心同体、社長のやったことは会社のやったこと」ゴルフ場を手掛けたときに言われた厳しい言葉
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小説『岬 上巻』【第13回】まつはじめ
「生殺与奪」の権利を行使しようとする銀行!遂に企業の血液と言えるお金を抜こうと動き始める
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小説『岬 上巻』【第12回】まつはじめ
「いや、我々も困っています…」アポなしで支店長を訪問。困り顔とは裏腹に既に方針は固まっているようで…
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小説『岬 上巻』【第11回】まつはじめ
「運転資金は出せそうにない」はっきりしないまま、突然の手形割引拒否!
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小説『岬 上巻』【第10回】まつはじめ
「静かに泳がせておいた方がいい」本店の専務推薦で出向してきた財務担当者。小学校からの同級生の兄貴だった
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小説『岬 上巻』【第9回】まつはじめ
正式にアルミ鋳物天井格子の採用が決定!次は200年もつアルミ鋳物の笠木に挑戦!?
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小説『岬 上巻』【第8回】まつはじめ
知人の弟の紹介で新進気鋭の建築家との打ち合わせに同行。初対面でサンプル提供の依頼を受ける
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小説『岬 上巻』【第7回】まつはじめ
「このままでは、帰れない。絶対帰れない…」アポイントを取らずに建設会社に行き撃沈。眠れぬ夜を過ごした30年前の自分
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小説『岬 上巻』【第6回】まつはじめ
単なるリップサービスだった? 挨拶すると早くこの場を去りたいという態度の協調融資に参加している銀行の頭取
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小説『岬 上巻』【第5回】まつはじめ
農業、林業が盛んな宮崎県。常に政治の目は第一次産業に向けられ、その中での工業政策には限界を感じていて…