天才の軌跡③ 海と太陽と鉄――三島由紀夫拒まれるテーマと逆のテーマは恕(ゆる)されるというテーマであるが、このテーマはいつも死と隣り合せである。例として『絹と明察』における駒沢善次郎は死が近づくにつれて、敵を恕(ゆる)し、また『憂国』で切腹の直前に、「何かが宥(ゆる)されている」という文章がある。以上に述べたことをまとめると、三島由紀夫は死ぬことによって今まで拒まれていたものがゆるされ、黄金郷に…
歴史の記事一覧
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歴史・地理『天才の軌跡』【第17回】堀口 尚夫
黄金郷にもどることを望んでいた
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歴史・地理『天才の軌跡』【第16回】堀口 尚夫
母から引き離され、父方の祖母に育てられた
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歴史・地理『天才の軌跡』【第15回】堀口 尚夫
まわりの海は女に似すぎている
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歴史・地理『天才の軌跡』【第14回】堀口 尚夫
眼に対する憎しみを描いている
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歴史・地理『天才の軌跡』【第13回】堀口 尚夫
文壇での地位を確立
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歴史・地理『天才の軌跡』【第12回】堀口 尚夫
小間使に送ったラブレターが当主に露見した
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歴史・地理『天才の軌跡』【第11回】堀口 尚夫
母親は錦絵に描かれるほどの美人
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歴史・地理『天才の軌跡』【第10回】堀口 尚夫
死による母親との再融合を望んでいる
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歴史・地理『天才の軌跡』【第9回】堀口 尚夫
長生きするのはいやだ
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歴史・地理『天才の軌跡』【第8回】堀口 尚夫
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歴史・地理『天才の軌跡』【第7回】堀口 尚夫
ユダヤ人に対する偏見の強い社会に生きていた
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歴史・地理『天才の軌跡』【第6回】堀口 尚夫
驚くべき量のラブレターである
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歴史・地理『天才の軌跡』【第4回】堀口 尚夫
フロイトが母親からかわいがられていた事実
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歴史・地理『天才の軌跡』【第3回】堀口 尚夫
教会で聞いた天国と地獄の話をくり返し両親にした
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歴史・地理『天才の軌跡』【第2回】堀口 尚夫
夢を見る理由は、その人の願望充足である
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歴史・地理『天才の軌跡』【新連載】堀口 尚夫
筆者は何故、『天才の軌跡』を記したのか――前書き